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2013年8月

2013/08/13

最後の「清流しまんと号」乗車記

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「写真:江川崎駅に停車する清流しまんと1号」

トロッコ列車の草分け的存在であるJR四国が保有するトロッコ列車「清流しまんと号」は国鉄時代の昭和58年から走り始め30年間、この平成25年夏最後を最後に引退、JR九州車両の斬新なデザインを手掛けていることで有名な「水戸岡氏」のデザインで平成25年秋リニューアル「しまんトロッコ号」として生まれ変わることになりました。そこで最後の「清流しまんと号」に乗車するために、平成25年7月25日四国は高知県窪川駅に足を運びました。

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「画像:清流しまんと1号乗車証明書」

P7250492猛暑の当日、特急あしずり5号で窪川駅14:53到着。ここから15:01発予土線普通列車「清流しまんと1号」に乗車します。編成はキハ54系1両の後ろにトラ45000形式という小さめな貨物車両を連結した2両編成です。トロッコ車両に乗車の場合はトロッコ車両座席の指定席(510円)を乗車券以外に購入します。時刻表に記していますがトロッコ車両の乗車区間は「土佐大正駅」から「江川崎駅」間となっているため、窪川駅では普通車両のキハ54系のロングシートに乗車します。

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「写真:トロッコ車両の座席」

気動車は定刻に発車、若井駅までは土佐くろしお鉄道線を走行し、予土線に入った「家地川駅」を過ぎたあたりから車窓の右手に「四万十川」が拝見できます。15:32「土佐大正駅」からトロッコ車両が解放され、指定した座席に着席します。座席は木!窓はなし!開放感あふれる車両です。貨物車両なので乗り心地は最悪!これがトロッコの醍醐味!車軸が2個しかないので、ガタンゴトンではなく、ガッタン、ガッタンです。こんな開放的な車両なのでスピードはゆっくりで、最高速度は40km/hだそうです。時刻表を見ると分かりますが、清流しまんと号として走っていないダイヤでは「江川崎駅」到着は16:00ですが、トロッコ運転日は16:25着と25分も遅いダイヤとなっています。

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「写真:清流しまんと号からの車窓」

トンネルに入ります。猛暑の屋外とは一変、ひんやりと洞窟の中にいるような涼しさ!コウモリがびっくりして飛び回っています。東西南北曲がりくねった四万十川を予土線は幾度のトンネルと鉄橋を走行しますので、車窓はダイナミックです。川は車窓の右に左に現れるので、進行方向右左のどちらの席からでも公平にダイナミックな四万十川を堪能できます。言葉では言い表せないので、写真でご覧ください!

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「写真:トンネルの中はひんやり!天井灯が風情!」

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「写真:清流しまんと号は幾度と高所の橋りょうを渡ります」

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「写真:車窓から沈下橋も多く拝見可!」

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「写真:車窓からのダイナミックな四万十川を思う存分堪能」

トロッコ列車は平家落ち武者伝説のある地域の「半家駅」を出発、車窓左側の四万十川に架かる沈下橋にいる地元の少年がトロッコ列車乗客のために川面にダイブしてくれるが今日はどうかな?と車掌さんが教えてくれました。その沈下橋に差し掛かりました。少年らしき2名がこちらを見ながら立っています。トロッコ列車が横を通過後、2人の少年は予告通り、川面に飛び込んで手を振ってくれました!こちらも「ありがとう!」と手を振替しお礼のコミュニケーションが図れました。(残念ながらこの場面の写真はありません!)

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「写真:四万十の川風をのんびり浴びる」

所定時刻16:25「江川崎駅」に到着し、トロッコ列車の旅は終了しました。この文章を書いた8月12日、江川崎は気温41度を記録し、日本一暑い場所となって注目されました。こんな自然豊かで清流四万十川がすぐそこに流れている山の中で日本一の気温を記録するなんて今でも信じられません。清流しまんと号は8月31日で一旦役目を終え、秋に新しくリニューアルされて帰ってきます。また新しくなって帰ってきたトロッコ車両トラ45000形式に逢える日を楽しみにしています。

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「写真:最後の清流しまんと号!リニューアルしたらまた会いに来るね!」

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2013/08/07

ホームライナー沼津4号乗車記

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「写真:373系ホームライナー沼津4号」

「ホームライナー」とは、通勤時間帯に着席を目的とした列車で、車両は特急用車両を用いて運転されています。種別は普通列車(快速列車)扱いとなるため、利用時には乗車整理券を別途購入すれば、青春18きっぷで乗車できる!となれば乗車するしかないと、そのためだけに岡山から静岡まで訪れました。今回はその「ホームライナー」の乗車記です。

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「写真上:373系ホームライナー沼津4号の座席 写真下:車両の両端にボックスシートがある。4人グループには最適」

Img青春18きっぷを使い、岡山駅から山陽本線・東海道本線を乗継ぎ、17:32静岡駅に到着しました。本日乗車するのは、静岡駅18:00発沼津駅行き「ホームライナー沼津4号」です。停車駅は清水、富士、沼津のみです。車両は身延線で走っている特急ワイドビューふじかわ号で使用されている373系電車の6両編成となります。乗車には乗車整理券310円を購入しなければなりません。駅の窓口に切符を購入するため尋ねると、ホームに設置されている券売機で購入しろ!とのこと。ホーム中央に設置されているホームライナー専用乗車整理券券売機で「ホームライナー沼津4号」の指定席を購入しました。指定された席に着席、切符は前の座席のリネン(枕カバー)のポケットに差しておきます。乗車整理券をポケットに差し込んでいると車内検札は省略されるようで、車掌から声を掛けられることはありませんが、整理券を挿していなければ、整理券を持っていないということで車掌が検札で声を掛ける、という仕組みになっています。整理券があればポケットに差しておきましょう!

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「写真:整理券は前シートリネンカバーのポケットに差しておこう」

さすが特急車両、リクライニングで楽々の移動です。ここ静岡地区(熱海駅から浜松駅間)の普通列車のほとんどがロングシート!(山手線のような車内でお客さんが向き合いになるようなシートのこと)2007年に4人席ボックスシートを装備した113系115系列車の全廃に伴い、それ以降ロングシートの211系と313系電車の運行に統一されてしまいました。世界遺産に登録された富士山の車窓が楽しめるこの区間でありますが、ロングシートのおかげで、18きっぷの旅行者は富士山やお茶畑、広大な相模湾の車窓が拝みにくくなってしまいました。18きっぷのシーズンとなれば多くの乗客が向い合せでシートに着席し、腕を組んで居眠りするしかないつまらない区間となってしまいました。

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「写真:ホームライナー沼津4号は普通座席のみ」

そんな区間の救世主がこの「ホームライナー」なのです。短い時間ですがたった310円余分に払うだけでロングシート区間を短絡することができます。しかしホームライナーは朝夕通勤客用の着席をサービスの目的としているため、日中は走行していないため乗車できません。これが残念です。特急運用の間合いが取れるなら、昼間のホームライナーを是非とも走らせてもらいたい区間です。

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「写真:373系車両は以前ムーンライトながら(定期列車時代)に使用されたこともあった」

本日は残念ながら曇り空で富士山を車窓に拝むことはできませんでしたが、ホームライナーのおかげで、少しだけ贅沢をすることができ、無事18:40沼津駅に到着しました。青春18きっぷの旅道中に乗るタイミングがあればぜひお勧めの列車です。

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