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2012/03/26

300系F編成ラストラン乗車記

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「写真:300系乗車記念証と岡山駅で配っていたポストカード」

Kippu0001_2平成24年3月16日ダイヤ改正の前日、100系300系新幹線車両が引退することになりました。100系車両はV編成グランドひかりとして東海道山陽新幹線を走破していましたが、0系こだま号の置き換えとして、K編成6両、P編成4両として新大阪~博多間を主にこだま号として運用されていました。K・P編成に至っては短編成化されたとき車両に延命改良工事が施行された関係で、車両耐久年数20年を大幅に超える24年間使用され、今日の引退を迎えました。そして300系F編成に関しては、T車の割合が多くユニットが複雑なため短編成化されず、延命改良もされないまま19年間使用され続け、今日の引退になりました。先輩後輩が同時に引退することになったのです。今回はこの引退を迎える300系のぞみ609号の切符がたまたま取れました。新聞記事によれば、販売開始から100系は50秒、300系は3分で完売したとのことで、今回切符がゲットできたのは奇跡でしょう。そんな300系ラストランに乗車した体験記を書きます。

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「写真:岡山駅を出発する岡山駅発下関駅行普通列車」

当日の朝、会社の後輩O氏と6:45岡山駅で待ち合わせし、6:57発岡山駅発下関駅行き普通列車に乗車し、福山駅に向かいます。この岡山駅発下関駅行きも今回のダイヤ改正で姿を消すこととなりました。乗り換えなしで下関まで行けるロングラン普通列車であったので、よく利用しましたが、本日が乗り収めのようです。福山駅に向かったのは、新大阪駅発のラストランに使用する300系F編成の回送車両と岡山駅発ラストラン100系ひかり号の回送車両を撮影するために訪れました。300系は45秒の停車があり、100系車両は通過する映像・画像をカメラに収めました。

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「写真上:福山駅に停車する300系F7編成(さよなら運転のための回送)と、下:上り本線福山駅通過の100系K55編成(さよなら運転のための回送)」

Img_1155_2写真撮影を終え、すぐに山陽本線で岡山駅に戻り、今度は岡山駅で撮影する段取りを取ります。岡山駅では下りホームで1分間引退する100系と300系車両が並ぶ瞬間に恵まれます。100系は11:36入線11:43発、300系は11:39に入線、11:40に発車します。そんな引退車両が2編成同時に入線する好条件のため約1000人もの別れを惜しむファンが押し寄せたため、2編成が並ぶ瞬間を拝むことは愚か、車両の撮影すらままならない騒然とした雑踏状態で、300系車両に乗り込むのが精いっぱいでした。岡山駅に到着し、ドアが開くと同時に乗客がドッと降車し、隣に停車中の100系ひかり号の写真撮影に向かって、また300系車両に乗り込むという荒業写真家が大勢いたようです。

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「写真:最終運転を見ようとするファンにあふれた岡山駅下りホーム、100系は上りホームから下り本線に入線したシーンを撮影しましたが、下り1番に入線した300系はご覧のとおり」

発車して10分後、やっと自分の座席に着席しました。車掌がこの運転で300系は引退します。というアナウンスが流れます。女性係員が最終運転列車の乗車証明書を配っています。通過する駅には多くの鉄道ファンがファインダーを我が車両に向けているのが一瞬確認できます。 広島駅に近づいてきました。矢賀にある広島新幹線運転所から回送線を上がってくるN700系と並走しながら広島駅に到着しました。三分の一ほどの乗客が下車し、空席が目立ちます。通しで博多まで乗車する乗客が少ないことがわかります。このような指定席の入手が難しい記念列車の指定席券は、通しで買うのではなく、途中駅から申し込めば買える場合があるので、やってみる価値はありますね! 広島駅のホーム西の端には盛り上がるほど、記念写真を撮るファンが押し寄せていました。旧式VVVFモーター音をうならせながら、300系は西を目指します。最終列車の記念品を購入したかったので車販が来るのをずっと待っていましたが、一向に車販が来る気配がありません。仕方がないので歩いて車販がいるところまで行って買に行きました。

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「写真:さよなら300系のぞみ号の車内。広島から空席も」

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「写真:300系F編成の普通車座席。ネズミ色が特色。東海の300系J編成は茶色」

徳山170制限のカーブを汽笛を鳴らしながら通過し、新下関駅の乗務員訓練センターに留置している100系4両編成P2を横目にして関門トンネルへ。トンネルを出ると九州に入ります。すぐに最後の停車駅小倉駅に停車。ついに300系運転終焉の博多駅を目指します。博多入駅前に最後の車掌の案内と300系のぞみ最終運転に乗車下さりありがとうございました!とアナウンスが入り、大勢のファンが取り囲む博多駅16番線に無事到着しました。名残惜しみながら車両を降ります。博多駅ホームも大勢のファンが駆けつけ、300系最後の雄姿を写真に収めていました。1号車付近でラストランセレモニーを開催されていましたが、全く近寄れなかったので、雰囲気だけ味わい、300系を見送りました。

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「写真:博多駅で100系を見送るクルーたち」

新しいものが生まれると、それに淘汰されるものがあります。時代の流れは非常に早く、そしてさみしく感じることがありますが、それも仕方がない現実であるし、古いものは新しいものへと技術を継承することで最新鋭のN700系が完成したことをこの300系は教えてくれました。そんな300系の最後を共にできたことを幸せに感じます。切符の手配をしてくれた後輩のA氏と、この旅のコーディネート・写真を提供してくれた後輩のO氏に心から感謝します。ありがとうございました。

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