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2011年10月

2011/10/30

平成23年四国特急の旅 テーマ”展望席”№2

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「写真:快速マリンライナーのパノラマグリーン席からの前面車窓」

平成23年7月13日~15日の3日間、JR四国の"バースデイ切符"を使用し、夏四国を満喫してきました。このバースデイ切符は、バースデイと名がつく通り、誕生日月の1ヵ月間3日間JR四国管内と土佐くろしお鉄道の特急列車のグリーン席、指定席、自由席、普通列車、JRの路線バスが乗り放題で1万円という超特価で販売されています。7月はNAO君の誕生日月なので、この切符を利用し、四国管内の特急を3日間乗り倒そうという企画を立てました。今回のテーマは「展望」であります。JR四国の特急列車(一部の普通列車)は全てが運転台に接する客室の妻壁がガラス張りになっており、運転室からの展望が、客席に座っていながら一望できる、「展望席」があります。そんな展望席にできるだけ多く着席して旅をするのが今回のテーマです。今回そんな旅日記の№2をお送りします。

今回の乗りまくり旅の旅の行程です。

1日目 岡山駅10:23(快速マリンライナー21号)→坂出駅11:028(切符購入) 11:30(快速南風リレー号)→宇多津駅11:34  11:44(特急南風7号グリーン席・展望席取れず)→高知駅14:53  15:02(特急あしずり3号・指定席・展望席ゲット)→窪川駅14:53 15:02(普通)→宇和島駅17:52 18:08(特急宇和海24号・指定席・指定席に展望席なし)→松山駅19:29 道後温泉に1泊。

「1日目№1の旅日記へリンクしています↓」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/23-8e34.html

2日目 松山駅8:07(特急しおかぜ12号グリーン席・展望席取れず)→児島駅11:49  12:05(快速マリンライナー27号展望グリーン席)→高松駅12:35 13:08(特急うずしお13号指定席・展望席ゲット)→徳島駅14:12 14:54(特急むろと3号自由席・展望席ゲット)海部駅16:20 折り返し 16:26(特急剣山9号自由席・展望席ゲット)→阿波池田19:14 19:35(特急南風21号グリーン席・展望席取れず)→高知駅20:49 高知駅前ビジネスホテル1泊。

3日目 高知駅8:21(特急しまんと1号グリーン席・展望席ゲット)→中村駅10:04 折り返し 11:11(特急南風16号グリーン席・グリーン席に展望席なし)→岡山駅15:41(児島駅から岡山駅まではバースデイ切符対象外のため、車内で乗車券自由席特急券を購入、児島駅からグリーン席から自由席に車内移動する)。

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「写真:道後温泉駅」

2日目の朝、出発は松山市を走る路面電車の道後温泉駅がスタートです。路面電車も運転席の後ろ席をゲットし、運転台の景色を堪能しながら、松山駅を目指します。松山駅の喫茶店でモーニングを食し、9:15発岡山駅行き特急しおかぜ12号に乗車します。グリーン車はほぼ満席。残念ながら展望シートはゲットならず。後方のシートへ着席し、通路側から顔を出して展望を楽しみます。松山駅の1番線は改札口を入って左側の1番線が宇和島行の宇和海号、右側の1番線が岡山行きのしおかぜ号が停車しています。同ホームに2つの特急が停車している光景がよくあります。これはJR四国管内全線でよく見られる光景で、信号赤・進路の保証がされていない区間に、別の列車を進入させる運転をしています。詳しくは知りませんが、ATSを切って運転するのでしょうか?信号機の代わりに誘導担当者が信号となり、旗を降って別の列車が停車しているホームの自停止位置まで誘導します。

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「写真:松山駅1番線ホーム。左が電車特急しおかぜ号、右が気動車特急宇和海号」

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「写真:松山駅構内の引上線。1線に2つの列車が入っている」

指定席ガラガラ、グリーン席ほぼ満席という異色な状態で9:15に発車したしおかぜ号は、瀬戸内海を車窓に振り子機能をフルに使用しながら右へ左へ車体を振りまくり快走します。しまなみ海道の3本のつり橋来島海峡大橋が左手に見えてくると北に向かっていた列車は南向きへ方向を変えます。日陰側だった窓が日向になりました。新居浜・伊予西条近辺の車窓は海ではなく、南は西日本最高峰石鎚山、北は四国最大の工業地帯を眺めながら走行します。今度は左手に瀬戸大橋が見えてきました。宇多津駅で高松行を切り離し、短くなったしおかぜ号は今回の旅2回目の瀬戸大橋を渡ります。

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「写真:特急しおかぜ号グリーン室」

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「写真:瀬戸大橋からの景色。水島港から三菱の自動車を運搬する大型貨物船が航行している」

一路本州へ渡ったしおかぜ号は、11:49児島駅に到着。JR四国の管轄はココ児島駅までとなっているので、この児島駅で折り返し、12:05発快速マリンライナー27号に乗車して高松駅へ向かいます。ホームからは瀬戸内海が見え、潮風が心地よく吹き込んできます。快速マリンライナー号の1号車は2階建先頭車両となっており、1階が普通車指定席、2階がグリーン指定席となっています。運転席後ろ4席のみ限定でパノラマシートとなっており、展望シートとなっています。ここもグリーン指定席となっています。今回はテーマの通り展望シートを予約しておきました。パノラマシートの名前にふさわしい眺めで、サイドに広がる海原風景もいいですが、瀬戸大橋の橋脚起動の景色もこのシートでなければ味わえないでしょう。

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「写真:快速マリンライナー先頭2階建てグリーン指定席・普通指定席車」

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「写真:快速マリンライナーのパノラマグリーン席」

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「写真:瀬戸大橋・下津井大橋(つり橋)軌道を走行中。軌道が円形になっているのがわかる」

12:35高松駅に到着しました。ここからは高徳線13:08発特急うずしお13号で徳島駅を目指します。このうずしお13号は2両編成のかわいい特急でグリーン席はありません。指定席も1両の半室のみでありますが、徳島よりに指定席が設置されていたので、展望シートを予約しておきました。カーブの多い高徳線でありますが、振り子2000系気動車は高速でカーブを曲がっていきます。線路のカントや車体の傾きを目で確認が出来るのも展望シートの醍醐味ではないでしょうか。

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「写真:N2000系気動車特急うずしお号」

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「写真:吉野川橋梁の展望 日本三大橋梁の1つで全長949mある立派な橋梁」

大坂峠を越えたうずしお号は板野を通過、レンコン畑の中を走行し、吉野川橋梁を渡り、これから阿波踊りで盛り上がりを見せる、14:12徳島駅に到着しました。徳島駅前に行き付けの徳島ラーメン「麺王」があり、今回も昼食代わりに立ち寄りました。豚骨醤油味の徳島ラーメンはNAO君の好みの味で3玉も替え玉を頂きました。

徳島駅からは14:45発特急むろと3号に乗車し海部駅を目指します。この特急は全て自由席なので早めに並んで展望シートをゲットしました。このむろと号の車両は185系気動車で振り子機能がついていない車両です。カーブごとに速度制限があり、ブレーキ扱いを小まめに行います。起動上に草が生えており、草むらの中を走行しているように見えます。勢い余った木々の生長が著しく、車体の横をキーキーすれる音がします。森のトンネルを走行しているようにも見えます。これも展望シートから味わえる醍醐味でしょうか?!

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「写真:185系気動車特急むろと号」

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「写真:185系気動車特急むろと号の展望席。デッキが開放的で非常に前方が見やすい」

地図上では海寄りを走行しているように見える牟岐線ですが、牟岐駅~海部駅しか海岸線を走らないので、ほとんどが山川の景色となります。この特急むろと号は牟岐駅から終点海部駅まで各駅に停車する普通列車に変わります。牟岐駅からドッと帰宅学生が乗り込んできました。特急が通学列車に変貌します。少しだけ海の景色を楽しんですぐに16:20海部駅に到着しました。ココから2駅だけの阿佐海岸鉄道という第三セクター鉄道が延びていますが、今回は乗車せずに乗ってきた特急で折り返して帰りたいと思います。折り返しは16:26発の普通列車で海部駅まで走行し、そこから名前を変えて特急剣山9号阿波池田駅行きとなります。乗車するお客の数が少なかったのが幸いして、楽勝で展望シートをゲットできました。この特急も全車自由席となっています。来た道を戻る形で徳島駅を目指しますが、展望の景色は行きと帰りでは全く違うので退屈しません。

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「写真:海部駅に停車する阿佐海岸鉄道ASA-301号 元九州宮崎の高千穂鉄道の車両」

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「写真:今回は乗車していないが、阿佐海岸鉄道ASA-301号の前面展望風景」

17:53徳島駅に到着しました。引き続き特急剣山9号は徳島線に入り阿波池田駅を目指します。展望シートを狙って一番前で並んでいたおっさんが、NAO君が座っていたのを見ながらため息をついて後ろのシートに着席しました。夕方ともあり、通勤通学客で特急は超満員となりました。四国の特急料金は25km300円~と、利用しやすい設定となっており、特急列車は特別な列車ではないようです。四国では、ねぎやキャベツが入ったスーパーのビニール袋を持った買い物帰りのおばちゃんが特急に乗って帰る光景をよく見ます。

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「写真:夕暮れの阿波池田駅ホーム」

特急剣山9号は夕日を浴びながら、吉野川の河岸段丘を西に進みます。吉野川の川の幅が大変広いのが印象的です。駅ごとに徳島駅から乗車した通勤通学客を少しずつ降ろし、終点の阿波池田駅では数人の乗客のみとなりました。真っ暗になった阿波池田駅に下車をして、さらに特急南風21号に乗り換え2日目の目的地高知駅を目指します。展望シートのグリーン席を押さえましたが、外は真っ暗で、ガラスに車内の蛍光灯が反射してほとんど展望の景色を堪能できませんでした。疲れもあり、高知駅までグリーンシートをいっぱいに倒して熟睡。あっという間に20:49アンパンマンのマーチがホームのBGMで流れる高知駅に到着しました。2008年に高知駅舎は立て直され、県庁所在地にふさわしい立派な駅舎に生まれ変わりました。本日は駅から歩いて数分の所にある行き付けのビジネスホテルで2日目の疲れを取ることにします。

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「写真:高知駅前に立つ坂本竜馬、武市半平太、中岡慎太郎の銅像」

3日目の朝です。ビジネスホテルの朝食を済ませ、8:21発の特急しまんと1号中村行きグリーン車展望席に着席します。しまんと号ではグリーン車が連結されている列車が1日に1往復しか走っていないので貴重な列車と言えるでしょう。ここから窪川までは初日に通ったので2回目の乗車区間になります。

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「写真:発車を待つ特急しまんと号グリーン室展望席」

須崎を超え登り勾配を行き着くと窪川駅へ到着。ここからは、第三セクターの土佐くろしお鉄道の中村・宿毛線に入ります。このバースデー切符は土佐くろしお鉄道にも乗車できる便利な切符です。途中、予土線の分岐になる信号所を通過するとトンネルに入り、ループ線に入ります。この箇所も急こう配になっているので、トンネルで山の中をグルッと一回転する形で短区間に勾配を下ります。左手車窓に太平洋が見えます。

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「写真:土佐くろしお鉄道中村宿毛線の車窓から」

少し海岸線の車窓を堪能し、10:04終点中村駅に到着しました。駅前に足摺岬行きの路線バスが発車を待っています。乗りたいところですが、ここで折り返して岡山に帰らなければなりません。折り返しの特急まで1時間あるので、中村駅前を散策してみようと思いましたが、特に何もなさそうなので駅前の鰻屋「ひら富」でうなぎの蒲焼の駅弁を購入します。ここは注文を受けてから蒲焼きを焼いてくれます。中村駅へお越しの際はぜひともご購入をお勧めします。

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「写真:中村駅舎」

P7150432_2そうしている内に、11:11発特急南風16号の発車時間が迫ってきました。帰りももちろんグリーン車ですが、今度は展望車両が最後尾になるので展望景色は味わえません。しかし特製鰻弁当があるので、早速頂くことに!焼き立てなので、ほんわりやわらかで、いい香りでたいへんおいしいです。弁当3つくらいは食べれそうです。このバースデー切符は四国管内のみ利用可能で、岡山までこの特急に乗車する場合は、児島駅までグリーン車に乗車し、児島駅から別に乗車券、特急自由席券を車内で購入し、自由席に移動すればそのまま同列車に乗車したまま岡山駅まで帰れます。いったん児島駅で下車する必要はありません。

「上写真:駅弁四万十。焼き立てうなぎの蒲焼弁当1300円」

15:41無事岡山駅に到着しました。ご覧いただいたこれだけの行程を10000円(四国管内だけで計算)で乗車できるなら、バースデー切符を使わなければ損でしょう。四国を旅するならぜひとも誕生日月に四国へお越しください!

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