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2010/05/18

福井県・越美北線で行く!九頭竜温泉の旅

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平成22年3月24~25日の2日間、青春18きっぷを使用して福井県は越美北線という地方ローカル線に乗車してきました。NAO君未乗区間の越美北線(えつみほくせん)は、福井県福井市の越前花堂駅から福井県大野市の九頭竜湖駅に至る52.5kmの地方交通線で、地元では「九頭竜線」(くずりゅうせん)の愛称で親しまれています。越美北線は福井駅と岐阜県の美濃太田駅の間を岐阜県郡上市白鳥町を経由して結ぶ鉄道(越美線)の一部として建設されました。現在の岐阜県側にある第三セクターの長良川鉄道が昔の越美南線と呼ばれ、南北線が開通して越美線(越前の国と美濃の国の頭を取って名付けられた)となるべきでしたが、今やそれは果たせず、盲腸線として双方の人生を歩み、今に至っています。従って愛称名の九頭竜湖線の言い方が、越美北線より親しみが湧きます。そんな越美北線の終点近くに、九頭竜温泉という秘境の湯があると聞き、足を延ばしてみました。初めて乗る線なので楽しみです。今回はそんな旅日記です。

もう4月になろうというのに、非常に寒い朝です。桜がつぼみのまま中々咲こうとしません。一路北陸本線を北上し、福井駅1つ手前になる越前花堂駅から越美北線に乗り換えます。本線から越美北線に乗り換えする場合、北陸本線ホームから連絡通路を通り、若干離れた場所に越美北線のホームがあるので初めて利用する方は、案表示板を元にホームを探されることをお薦めします。軽量化小型気動車キハ120系1両編成九頭竜湖駅行普通列車は夕方の時間ともあり通勤通学客で超満員です。着席は諦め、車内の中央に体を押し込みます。車内の熱気で窓ガラスに露が付着して車窓が全く見えません。線路と車輪の接触音で鉄橋をいくつか渡るのが確認できます。この付近は、2004年7月18日の福井豪雨で、九頭竜川水系足羽川に架かる7つのうち5つの橋梁(第1・3・4・5・7足羽川橋梁)が流失し、越前花堂 - 越前大野間が3年間に渡り不通となった区間です。戦国時代の朝倉家によって一乗城山に築城された中世山城の一乗谷朝倉氏遺跡がある一乗谷駅を過ぎたあたりから、足羽川に沿って山間を走行し、越美北線沿線最大の町である越前大野駅を過ぎると車内はガラガラになりました。

今回の旅の目的はもう一つ、秘境「九頭竜温泉」につかることです。長いトンネルを抜けると、九頭竜温泉の最寄駅「越前下山駅があります。ここは九頭竜湖駅の一つ手前に位置します。外は真っ暗であまりよくわかりませんが、山と山に囲まれた秘境であることは間違いありません。もう4月というのに残雪が30cm以上も残っています。下車し、ホーム盛土の下り坂を降りると今回予約した「ホテルフレアール和泉」の送迎バスが迎えに来ています。歩いても10分程度です。宿に到着しました。周りは足羽川沿いの渓谷の中にあり、暗くとも秘境感が漂う場所です。

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「写真:九頭竜温泉ホテルフレアール和泉」

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「左写真:九頭竜温泉平成の湯 右写真:夕食」

荷物を部屋に置き早速、離れの露天風呂「平成の湯」へ向かいます。泉質はアルカリ単純泉で肌がつるつるになる温泉独特の感覚を堪能します。雪が深々と降る時期にもう一度入ってみたい露天風呂です。今回は1泊2食で7800円という格安料金で秘境の温泉を堪能できました。料理も充実していてかなりのお得感がある宿です。ぜひ越美北線に乗車される方はそのまま折り返して帰るのではなくて、下山駅で下車してココ九頭竜温泉を訪れることをお薦めします。1件しか宿はありませんが、ホテルの従業員の対応もよく気持ちよく利用することができました。隣接してキャンプ場やコテージの設備もあるのでこれからの家族連れのレジャーには最適だと思います。

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「写真:部屋からの眺め」

次の日、朝風呂と朝食を頂き、越美北線の旅を再開します。今度は宿から越前下山駅まで徒歩で向かいます。足羽川沿いに走る国道158号線美濃街道を歩きます。大型トラックが頻繁に走行しているので歩くときはなるべく歩道を走行します。10分ほどで越美北線越前下山駅に到着しました。単式ホームは1面1線で頑丈なコンクリート製の扉付き待合室を構えています。駅寝(駅の待合室に寝袋で泊ること)には最高の条件ではないでしょうか!今日は越美北線の終点の駅・九頭竜湖駅へ向かいます。とはいっても1駅だけですが。

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「写真:越前下山駅」

下山駅すぐ横にあるトンネル奥から九頭竜湖駅行き普通列車の前照灯が見えてきました。列車が到着し下車してきたのは老人会らしき10名ほどの団体です。駅の下で先ほどまで泊っていた宿の送迎車が待機しています。列車に乗り込むとすぐにトンネルに入り4分ほどで九頭竜湖駅に到着しました。本来の計画ではここからさらに岐阜県側の越美南線までつながる予定でしたが今は盲腸線の終点駅として役割を果たしていくのでしょう。木造のオシャレな駅舎です。改札は委託のおじさんが行っていました。

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「写真:九頭竜湖駅に到着したキハ120系」

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「写真:九頭竜湖駅舎 4月が近いというのにみぞれが!」

本来の観光であるならば、ここからタクシーで九頭竜湖の湖畔を堪能するところですが、本日中に岡山に帰らなければならないため、来た列車でそのまま折り返します。1時間20分程度のローカール線の旅でしたが、福井県を堪能するのには相応しい旅になると思います。ぜひ温泉とセットで乗車してみてください!

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