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2008/12/20

日本一のもぐら駅「土合駅」と「湯檜曽温泉」訪問記

2012_076谷川岳の麓、新潟県と群馬県県境にある山の中に秘境駅「土合駅」があります。実はこの駅、トンネルの中にホームがある全国でも珍しい駅で有名です。とはいっても、下りホームだけがトンネルの中で、上りホームは地上駅と変わった構造で、特にこの下りホーム、462段の階段(338m)を昇らなくてはならないとのことで大変興味が湧き、実際行ってトンネルホームと階段を体験してきました。旅仲間はお馴染みの職場の上司M先輩とS先輩との3人旅です。

20088_066「写真:サンライズノビノビ座席」平成20年12月11日、「岡山駅」から「寝台特急サンライズ出雲」のノビノビ座席へ乗車します。この「ノビノビ座席」は椅子ではなく、雑魚寝タイプの足の伸ばせるカーペットシートで、ごろ寝出来るにもかかわらず、寝台料金が要らない(乗車券と指定席特急券のみで乗車可能)ため大変お買い得なシートです。M先輩は「倉敷駅」から、S先輩は「上郡駅」からの乗車。全員集合したところで、3号車のミニサロンで出発祝いのミニ決起会を行います。

Dscf744812日早朝「富士駅」で下車、ここから青春18切符を使用し、身延線➔中央本線➔八高線➔川越線を乗り継ぎ、「大宮駅」へ到着。ちょっと寄り道をして、鉄ちゃんの聖地「大宮鉄道博物館」へ2時間足を運び、高崎線➔上越線と乗り返し、17:34水上駅へ到着しました。もう外は真っ暗で小雨が降っています。引き続き17:38発長岡駅行き普通列車に乗り換え、左手に水上温泉郷を眺めながら列車は、「新清水トンネル」(13490m)に入ります。トンネルに入ってすぐ今晩泊まる予定の「湯檜曽駅」へ到着します。この駅も「土合駅」と同様、下りホームだけがトンネルの中で、上りホームは地上駅という構造になっています。この「湯檜曽駅」は明日の朝の日記でご紹介いたします。

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「写真:下り土合駅を発車する115系」

「湯檜曽駅」を発車した列車は再びトンネルの中を走行します。4分ほどで「土合駅」へ到着しました。降車客は我々3人以外いません。蛍光灯で照らされたホームは薄暗く、列車が発車していっても数分はトンネル内に走行音がゴーーっと響き渡り少し不気味です。地下鉄のホームのようなコンクリートの匂いが漂います。トンネルの中なので気温は寒くもなく暑くもない丁度いい気温となっています。夏は涼しいでしょうね!現ホームは新設されたようで、旧ホームが現ホームの奥に確認できます。地下ホームにトイレ設備と待合室があるのは幸いです。

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「写真:越後湯沢方面を望む」

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「写真:一直線に延びる階段」

長い一直線に伸びる階段が現れました。「ウギャーー」が最初の発声です。この発声の想いは写真をご覧になったあなた様のご想像にお任せします。まるで香川県の金比羅山に参拝するようで大変ご利益がありそうな錯覚を覚えます。階段の端に現在何段目かが分かる段数が白ペンキで書いてあります。

インターネット百科事典ウィキペディアの記載によると、この「土合駅」、単線時代は地上の上りホームのみでしたが、複線化の際に下り線のホームを新しく掘った新清水トンネル内に設置したことで、上りと下りホームが別々の構造となったようです。下り線の列車に乗車する際は、この階段を下る必要があり、列車が発車する10分前には改札を通っていないと間に合わないとのことです。下り土合駅構内は2線(本線・副本線)があったようですが、2008年8月、1線にする改良工事があったようで、ホームが新旧2つ確認できたのはそのためです。やっと頂上へ到着しました。「ようこそ土合駅へ JR高崎支社」と書かれた文字が出迎えてくれます。やっと到着!と感動。数メートルの廊下を歩くと、また長い廊下と階段が続きます。「まだ終わりじゃなかったの!?」さらに24段の階段を登り、無事改札口のある駅舎へ到着しました。

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「写真:土合駅舎」

駅前に出てみました。外は廃墟の建物と休館になった旅館らしき建物だけで生き物の気配を感じません。暗黒の世界が広がっているだけです。昼間は谷川岳登山客が利用する駅も夜は利用客がない山の中の暗黒の無人駅となります。1日に停車する列車は5本で全て普通列車となっています。次に折り返す上り列車18:22発水上駅行きが最終列車となっています。乗り遅れないように、上りホームへ向います。

先ほども述べましたがかつて単線時代はこのホームで列車の行き違いを行っていました。そのためのスペースが確認できます。しかし現在は単式1面1線の構造となっております。このホーム、1998年集中豪雨による土砂崩れでホームの一部が破壊され、上り線が一時不通となる災害があったことを思い出します。時間が時間だけに地上ホームも真っ暗で何も見えません。

2012_11518:22定刻に上り水上駅行き普通列車が到着しました。「こんな光のない山奥のホームで乗客がいるぞ!」と驚かんばかりに列車の乗客が我々3人を凝視しています。

 列車は左回りループへ差し掛かり、トンネルに入ります。トンネルを抜けるとすぐに18:29「湯檜曽駅」へ到着しました。「写真:上り土合駅ホーム」

2012_176「写真:湯檜曽温泉ホテル湯の陣」

2012_153歩いて15分、湯桧曽川沿いにホテル「湯の陣」があります。部屋にバックを置いてすぐに夕食です。夜はバイキング方式で「茹で蟹腕」「甘エビ」「牡丹エビ」等が食べ放題!腹一杯食した後は、川のせせらぎ音を聞きながらの露天風呂を堪能。駅から歩いて行ける大自然のホテルということで、ここはお薦めです!離れの絶景露天風呂(混浴)は格別の贅沢を堪能できます。こんな豪華なホテルが何と!365日いつでも1人1泊2食で7800円!なんとリーズナブル!絶対お薦めです。今どきビジネスホテルでも5000円6000円食事なしが当たり前の時代!温泉あり、2食付でこのサービスにこの値段!絶対お薦めです。

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「写真:平成21年12月22日撮影。2度目の訪問にて」

伊藤園グループ ホテル湯の陣 0278-72-4111

http://www.itoenhotel.com

明日の日記は「湯檜曽駅」と日本海絶景北陸本線「親不知駅」へ向います。

リンク http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-9910.html

続く!

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コメント

高校時代は鉄研におりましたけど、殆ど名前だけ…もっとも、旅行が好きなので所属していた意味はありました。
いまも鉄道旅行はけっこう好きで、「ぷらっとこだま」で大阪まで行ってみたり、出雲からの帰りは「やっぱり、寝台車だよね!」と飛行機を使わずに帰って来てみたりしています。

今回の此方は映画『クライマーズ・ハイ』のOPで堤さんが必死に登っていた階段ですよね?
色々と記事を拝見して、最初の書き込みが此方というのもなんなのかな、と思わずにいられませんが(笑)

これからも此方の旅行記、楽しみにさせていただきます!

蛇足
実は私も彼女には「なお君」と呼ばれてまして(笑)
その事も親近感を覚えた点でございました。

投稿: Earl Sophia | 2009/11/26 00:33

Earl Sophia さんコメントありがとうございました。鉄道好きがこうじてこのようなノンフィクションの旅日記を書いております。これからも実際この目で見て体験した様を日記にして掲載しますので「NAO君旅日記」をどうかよろしくお願いいたします!

投稿: NAO君 | 2009/11/27 18:12

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