111年前の古レール再利用
鉄道で旅をしていて気になっていたのですが、古い駅舎やホームの鉄筋柱に「古いレール」が使用されているのをよく見ます。頑丈な線路を再利用して、駅の構造物の資材に活用しているのは、現在で言うエコとでも言いましょうか!線路には製造年の刻印が押されており、その駅舎に使用されている線路が、いつ製造された線路かが分かり、どうでもいいことかもしれませんが、この線路上を走行していた鉄道の時代に更けることができるのは私だけでしょうか?
先日、瀬戸内と山陰を結ぶ伯備線の中間に位置する秘境の駅「布原駅」を訪れた時の話題です。この駅のホームにも古レールが再利用されていましたが、その線路の製造年を見てびっくり! 「1897年」の刻印を確認しました。今まで見てきた中で最古の線路だったのです。
1897年といえば、明治30年、今から「111年も前」の時代。日本の鉄道は明治5年、1872年に新橋駅・横浜駅間で正式開業したのだから、それから25年しかたっていないころに製造された線路なのです。開業当時の鉄道に使用されていたレールは双頭レールを使用(レール底部の平らな部分がなく、上下とも走行用に使用可能な I 字形の形状をしていた。)されていることから「布原駅」で使用されている古レールは、現在の線路の形になった原型となるべき時代の線路といえるでしょう。 111年前、このレールの上を蒸気機関車が走り、様々なお客さんや物資を運びながら激動の日本史を見守ってきたこの古レールを少しばかり愛おしく感じました。旅の途中で少し気にしてみてください!あなたの近くの駅にも古レールを使用した駅舎やホームがあるかもしれません!
(左が双頭レール、右が現在のレール)
おわり
掲載後、レールに詳しい「TAKATAKATAKA」様より貴重なコメントを戴きました。 このレールの刻印は写真より推定すると、 BV&CoLd 1897 CTK のようです。製造会社、ボルコウ・ボーン株式会社(Bolckow, Vaughan & Co.)(英) CTKは当時の中国鉄道(現津山線・吉備線)で1898年の創業ですがこのレールの1897は創業当時のレールとして貴重なものですね、大切にしたいものです。
上の写真を見ただけでこれだけのことが分かる方がいらっしゃるんですね!ありがとうございました!
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コメント
はじめまして、貴重なレールを見つけられましたね。私も古いレールを調べてます。
このレールの刻印は写真より推定すると、 BV&CoLd 1896 CTK のようです。
製造会社、ボルコウ・ボーン株式会社(Bolckow, Vaughan & Co.)(英)
CTKは当時の中国鉄道(現津山線・吉備線)で1898年の創業ですがこのレールの1897は創業当時のレールとして貴重なものですね、大切にしたいものです。
私の方でも、古いレールを写真で紹介してます。お暇な時にでも冷やかしにおいで下さい。
投稿: TAKATAKATAKA | 2008/04/27 15:45
早速お出でいただき有難うございました。
嬉しくなりすぎて、一部年号を間違えました。済みませんでした。
コメントの3行目、 BV & Co Ld 1896 CTK の1896は1897でした。
これを機会に今後ともよろしくお願いいたします。冗談抜きで将来保存できればいいですね。
投稿: TAKATAKATAKA | 2008/05/02 17:32