2014/08/19

鉄道ホビートレイン乗車記

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「写真:JR四国予土線江川崎駅に停車する鉄道ホビートレイン」

  四国に新幹線が!?とニュースでも話題になった、0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」に乗車するため平成26年7月26日宇和島駅2番ホームへ向かいました。このホビートレインが走っているのは、JR四国の予土線です。予土線は愛媛県北宇和島駅から高知県若井駅まで全長約76kmのローカル線です。この路線の見どころは清流「四万十川」を並走、横断しながら眺める車窓です。ホビートレインは他に海洋堂ホビートレイン(太古から未来へと時空を超えた旅を演出した車両)があります。他には気動車に小さな貨物を改造したトロッコを連結した列車「しまんトロッコ号」が走っており、まさしくアミューズメント感たっぷりの路線となっています。今回は、鉄道ホビートレインに乗車した旅日記です。

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「写真:宇和島駅に停車中の鉄道ホビートレイン」

Aaaaaaa_567  特急宇和海15号で宇和島駅に14:43着、2番線に「鉄道ホビートレイン」がすでに停車しています。まだ客扱いをしていないので扉が閉まっています。ホームから車両を見物します。車両はキハ32形で車体全長16mの短い車体の片前面に約1mの0系新幹線の代表的なだんごっ鼻を取り付けた簡易な改造となっています。正面遠くから見ると、意外に新幹線のようにも見えます。スカートがリアルです。側面には新幹線の青のラインが入っており、雰囲気は味わえます。残念なのは、もう一方の前面がだんごっ鼻ではなく、ペイントのみの加工なので、32形そのものです。予算の関係でしょうが、少し残念。

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「写真:鼻の中を撮影!こんな感じです」

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「写真:反対側はペイントのみの加工となる」

Aaaaaaa_578_3扉が開き、車内に入ります。ロングシートと0系新幹線初期型で使用されていたクロスシートが4席分設置されています。開業当時の新幹線の座敷はリクライニングしなかったんだね!内装にも凝っていて、ロングシートやカーテンには鉄道をモチーフにしたデザインとなっていたり、鉄道模型を飾ったショーケースがあったり、ワンマンの運賃表に、東京、名古屋、新大阪などが表示されていたり、鉄道ファンの心をくすぐるデザインとなっています。

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「写真:手前左が0系初期の座席、右と奥はロングシートの客室」

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「写真:車内に設けられた鉄道模型ショーケース」

  今回は偶然、0系新幹線初期型で使用されていたクロスシートが取れたので懐かしいシートに着席して座席感を味わいます。15:30所定で発車しました。当然ですが走り方は32形のままです。JR西日本の気動車キハ120形もそうですが、軽量化された気動車はどこもエアコンの効きが悪いです。バスの部品を兼用していますのでパワーが足りないのでしょう。日差しがきつい夏場は皆カーテンを閉めてしまうので、車窓が全く味わえないことが多いです。

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「写真:運転台からみた鼻の部分」

  江川崎駅から四万十川と並走します。かなり川が蛇行しているので、左右どちらに座っても四万十川の車窓を味わうことができます。江川崎駅を出てすぐ右手に四万十川に架かる沈下橋が見えてきます。ここは地元の子供たちが沈下橋の上から列車の乗客に手を振り、バク転して川に飛び込むのが恒例の見どころとなっています。3年連続ここを訪れていますが、3年連続子供たちが川に飛び込んでくれたので、ここを通られましたら、沈下橋にたむろする子供たちに注目しておいてください。

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「写真:江川崎駅~半家駅間にある、子供たちがよく飛び込む沈下橋(過去撮影した写真使用)」

Aaaaaaa_599_2 鉄道ホビートレインは四万十川と並走、そして数か所の鉄橋を横断、トンネルを潜り、川奥信号所で土佐くろしお鉄道線に合流し、17:49窪川駅に到着しました。ここで鉄道ホビートレインと別れ、土佐くろしお鉄道18:05南風13号で中村駅に向かい、四万十料理を堪能できる居酒屋「いなか」で、しまんと市民祭の太古の音色を聴きながら、おいしいビールを飲み、鉄道ホビートレインに思いを馳せながら夜が更けました。

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「写真:居酒屋「いなか」で味わった四万十料理」

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「写真:しまんと市民祭の神輿」

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2014/08/02

レールマウンテンバイク ガッタンゴー体験記

P1300849全国には採算が合わず、残念ながら廃線になってしまった鉄道路線が数多く存在します。ほとんどの廃線跡は利用されず、自然に返るか、住宅地や道路に変貌するか、運のいい廃線跡は自転車専用道として再開発されています。今回訪れたのは岐阜県飛騨市神岡町、ここでは2006年に廃止になった神岡鉄道の廃線跡を再利用して、線路を自転車で走るというユニークなアトラクションを体験できるということで、平成26年7月21日神岡鉄道終点の駅「旧奥飛騨温泉口駅」を訪れました。

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「写真:旧奥飛騨温泉口駅」

 奥飛騨温泉口駅舎内にレールマウンテンバイク ガッタンゴーの受付があります。今日は夏休みになったばかりの連休ということもあり、大勢の乗客が駅を訪れていました。念のため事前に予約しておいてよかったです。

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「写真:レールの上を走る台車に固定されたマウンテンバイク」

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「写真:電動アシスト付き自転車台車にベンチシートを連結した自転車」

 NAO君の家族構成は嫁子の4人家族、内、次女は0歳なので、全員が一緒に乗れる電動アシスト付自転車を予約しておきました。大人2人が自転車をこぎ、娘2人は後ろに連結したベンチシートに乗り、0歳はベンチシートにチャイルドシートを設置しそこに座る形になります。他、木製トロッコを連結したタイプや、グループなどに人気な2人乗り自転車2台(4人乗り)の自転車、電動アシストの付いた楽々自転車等が選べ、様々な楽しみ方がでるようです。

M1770040自転車の構造は、金属のフレーム台車に自転車2台を固定しており、後輪のタイヤが線路に設置しているのでペダルをこぐと進むという仕組みです。フレーム台車自体は金属の車輪が付いているので、レールの継目でガタン、ガタンという鉄道に乗っているかのような音が楽しめます。路線は単線のため、自転車同士のすれ違いができません。よって時間単位で1つの集団になり出発し、折り返しの駅で自転車を方向転換して、また1つの集団となって元来た「旧奥飛騨温泉口駅」へ帰るという往復6キロの構造となっています。

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「写真:旧奥飛騨温泉口駅ホーム上から出発!この斜面を下り本線をこぎます」

 注意事項を聞き、ヘルメットを着用していざ自転車へ。ホームの上に自転車の乗降場があります。スタートはホームから本線に下る、下り坂から始まります。ここ結構怖いです。途中記念撮影をして出発!カーブに差し掛かるとリアルに「カント」(線路の傾き)を感じます。運転台で展望景色を見る感覚とはまた違う、風と自然の空気、クソ暑い太陽光線を浴びながら自転車をこいでいきます。暑さを忘れて、めちゃ楽しいです。

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「写真:旧神岡大橋駅」

 途中駅を2つ通過します。1つ目の「旧神岡大橋駅」を通過。自転車なので目線がホームの床面あたり。こんな景色はかつて味わったことがありません。ホームは現役当時のまま。前方から列車が走ってくるんじゃないかと錯覚します。

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 トンネルに差し掛かりました。トンネルの口ってこんなにデカかったのか!!と実感。真っ暗闇に突入するときは、ドキドキのちょっとした水曜スペシャル川口浩の探検気分です。(年齢がわかるな)トンネルの中はひんやり天然クーラーです。自転車のライトが自動で点灯しますが、あまりに暗すぎて全然前が見えません。しかしレールが進む方向へ勝手に導いてくれますので何の心配もありません。

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「写真:旧飛騨神岡駅」

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「写真:旧飛騨神岡駅高架から眺めた神岡町の街並み」

 トンネルを出ると2つ目の駅「旧飛騨神岡駅」を通過します。高架駅のため、景色は抜群!以前は車窓から眺めていた、であろう神岡の町並みを自転車窓から眺めることができます。すぐにトンネルに入ります。このトンネルは中でカーブしているので、出口の明かりが見えません。暗黒の世界に突入するかのような恐怖心さえ芽生えます。果たして出口へ無事に辿りつけるのか!?

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「写真:折り返し駅の旧神岡鉱山前駅、ここで自転車の方向を換えます」

 何てことなく、トンネルを通過。すぐの所に折り返しの駅「旧神岡鉱山前駅」が見えます。構内に差し掛かり、分岐器を通過します。ガタンガタン、ギーギー!リアルに振動が伝わります。折り返しの乗降場で下車し、一服休憩!ベンチの横に冷たい水で冷やしたきゅうりがサービスとして1人1本用意されています。熱中症予防のため塩を多めに掛けてガブリ!うまい!

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「写真:旧神岡鉱山前駅で食べられる無料のきゅうり」

 自転車はスタッフが手動で方向転換してくれます。10分程度休憩し、先ほど走ってきた同じルートを「旧奥飛騨温泉口駅」まで帰ります。行きは下り坂で楽なのですが、帰りは上り坂となります。電動アシストが付いた自転車でも結構キツいため、行きで張切り過ぎないように!

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 1時間程度のレールマウンテンバイク ガッタンゴー体験は終了しました。廃線をうまく地域活性化に役立てているこの取り組みは全国にも例が少なく、絶賛いたしました。貴重な体験をすることができました。鉄道ファンはもちろんのこと、家族で、グループで一緒に楽しめる大変お勧めスポットです。確実に乗車されたい方は事前予約をお勧めします。下記に連絡先を書いていますので、予約や料金、時間等不明な点はこちらへ問い合わせてみてください。

「レールマウンテンバイク ガッタンゴー公式ホームページ」

rail-mtb.com

「ご予約、お問い合わせは、090-7020-5852」

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2014/03/07

北陸新幹線車両「E7系」試乗体験記

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「写真:軽井沢駅に停車するE7系」

平成26年2月9日、2015年春に開業予定の金沢駅~長野駅間の北陸新幹線で使用する車両E7系・W7系の試乗会へ参加いたしました。前日は40年に1度と言われる大雪に見舞われ、9日の東京の朝は銀世界となりました。

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「写真:雪だるまの東京駅」

試乗会が開催されるのは大宮駅~軽井沢駅までの往復となるため、京浜東北線に乗り大宮駅に向かいます。手続きを済ませ、時間があったのでホームの端っこでE5系を見学しました。

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「写真:大宮駅に停車するE5系はやぶさ4号」

時間が来たので18番ホームに向かいます。

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「写真:9号車アテンダントをパチリ!」

P2090068車両は2社共同開発でW7系がJR西日本、E7系がJR東日本の車両となります。今回試乗したのはJR東日本の車両E7系で、基本編成は12両、金沢寄りの12号車がグランクラス、11号車がグリーン車、10~1号車が普通車で、先頭車両をT車とした10M2T構成となっており、最高時速は260km/hで走行します。北陸新幹線の特性でもある碓氷峠の30‰急勾配区間で、高速走行に対応した主回路とブレーキシステムを採用したのが特徴です。予定所要時間は東京~金沢間で2時間25分程度となる見込みということで、現行ルートの上越新幹線で越後湯沢経由在来線乗り換え後金沢に向かうと4時間かかることから換算すると乗り換えの手間が省ける上、1時間半の短縮となり、関東~北陸のアクセスが非常に便利になることは言うまでもありません。

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 新型北陸新幹線用E7系・W7系車両はこの26年春のダイヤ改正から長野新幹線(長野~東京間)で先行投入されます。グランクラスの車内アテンダントサービス(軽食、ドリンク等)は北陸新幹線開業からとなり、それまではシートのみの営業になります。北陸新幹線金沢開業が今から楽しみです。

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「写真:普通座席、シックで大人の雰囲気がある演出、照明は全てLED化、全席コンセント完備。回転リクライニングシート2&3席。腰掛枕を装備し、手動で上下に可動する」

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「写真:グリーン席、落ち着きのある気品を感じさせる。2&2回転式リクライニングシート。腰掛枕を装備し、手動で上下に可動する。肘掛下にあるスイッチでリクライニング、フッドレスト、座面を可動させることができる。全席コンセント完備」

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「写真:グランクラス、日本伝統を感じさせる先進的機能空間を演出、2&2回転式リクライニングシート。肘掛前にあるスイッチでリクライニング、フッドレスト、座面を可動させることができる。全席コンセント完備、航空機のファーストクラスに劣らない充実した設備を搭載」

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2013/08/13

最後の「清流しまんと号」乗車記

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「写真:江川崎駅に停車する清流しまんと1号」

トロッコ列車の草分け的存在であるJR四国が保有するトロッコ列車「清流しまんと号」は国鉄時代の昭和58年から走り始め30年間、この平成25年夏最後を最後に引退、JR九州車両の斬新なデザインを手掛けていることで有名な「水戸岡氏」のデザインで平成25年秋リニューアル「しまんトロッコ号」として生まれ変わることになりました。そこで最後の「清流しまんと号」に乗車するために、平成25年7月25日四国は高知県窪川駅に足を運びました。

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「画像:清流しまんと1号乗車証明書」

P7250492猛暑の当日、特急あしずり5号で窪川駅14:53到着。ここから15:01発予土線普通列車「清流しまんと1号」に乗車します。編成はキハ54系1両の後ろにトラ45000形式という小さめな貨物車両を連結した2両編成です。トロッコ車両に乗車の場合はトロッコ車両座席の指定席(510円)を乗車券以外に購入します。時刻表に記していますがトロッコ車両の乗車区間は「土佐大正駅」から「江川崎駅」間となっているため、窪川駅では普通車両のキハ54系のロングシートに乗車します。

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「写真:トロッコ車両の座席」

気動車は定刻に発車、若井駅までは土佐くろしお鉄道線を走行し、予土線に入った「家地川駅」を過ぎたあたりから車窓の右手に「四万十川」が拝見できます。15:32「土佐大正駅」からトロッコ車両が解放され、指定した座席に着席します。座席は木!窓はなし!開放感あふれる車両です。貨物車両なので乗り心地は最悪!これがトロッコの醍醐味!車軸が2個しかないので、ガタンゴトンではなく、ガッタン、ガッタンです。こんな開放的な車両なのでスピードはゆっくりで、最高速度は40km/hだそうです。時刻表を見ると分かりますが、清流しまんと号として走っていないダイヤでは「江川崎駅」到着は16:00ですが、トロッコ運転日は16:25着と25分も遅いダイヤとなっています。

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「写真:清流しまんと号からの車窓」

トンネルに入ります。猛暑の屋外とは一変、ひんやりと洞窟の中にいるような涼しさ!コウモリがびっくりして飛び回っています。東西南北曲がりくねった四万十川を予土線は幾度のトンネルと鉄橋を走行しますので、車窓はダイナミックです。川は車窓の右に左に現れるので、進行方向右左のどちらの席からでも公平にダイナミックな四万十川を堪能できます。言葉では言い表せないので、写真でご覧ください!

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「写真:トンネルの中はひんやり!天井灯が風情!」

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「写真:清流しまんと号は幾度と高所の橋りょうを渡ります」

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「写真:車窓から沈下橋も多く拝見可!」

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「写真:車窓からのダイナミックな四万十川を思う存分堪能」

トロッコ列車は平家落ち武者伝説のある地域の「半家駅」を出発、車窓左側の四万十川に架かる沈下橋にいる地元の少年がトロッコ列車乗客のために川面にダイブしてくれるが今日はどうかな?と車掌さんが教えてくれました。その沈下橋に差し掛かりました。少年らしき2名がこちらを見ながら立っています。トロッコ列車が横を通過後、2人の少年は予告通り、川面に飛び込んで手を振ってくれました!こちらも「ありがとう!」と手を振替しお礼のコミュニケーションが図れました。(残念ながらこの場面の写真はありません!)

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「写真:四万十の川風をのんびり浴びる」

所定時刻16:25「江川崎駅」に到着し、トロッコ列車の旅は終了しました。この文章を書いた8月12日、江川崎は気温41度を記録し、日本一暑い場所となって注目されました。こんな自然豊かで清流四万十川がすぐそこに流れている山の中で日本一の気温を記録するなんて今でも信じられません。清流しまんと号は8月31日で一旦役目を終え、秋に新しくリニューアルされて帰ってきます。また新しくなって帰ってきたトロッコ車両トラ45000形式に逢える日を楽しみにしています。

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「写真:最後の清流しまんと号!リニューアルしたらまた会いに来るね!」

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2013/08/07

ホームライナー沼津4号乗車記

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「写真:373系ホームライナー沼津4号」

「ホームライナー」とは、通勤時間帯に着席を目的とした列車で、車両は特急用車両を用いて運転されています。種別は普通列車(快速列車)扱いとなるため、利用時には乗車整理券を別途購入すれば、青春18きっぷで乗車できる!となれば乗車するしかないと、そのためだけに岡山から静岡まで訪れました。今回はその「ホームライナー」の乗車記です。

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「写真上:373系ホームライナー沼津4号の座席 写真下:車両の両端にボックスシートがある。4人グループには最適」

Img青春18きっぷを使い、岡山駅から山陽本線・東海道本線を乗継ぎ、17:32静岡駅に到着しました。本日乗車するのは、静岡駅18:00発沼津駅行き「ホームライナー沼津4号」です。停車駅は清水、富士、沼津のみです。車両は身延線で走っている特急ワイドビューふじかわ号で使用されている373系電車の6両編成となります。乗車には乗車整理券310円を購入しなければなりません。駅の窓口に切符を購入するため尋ねると、ホームに設置されている券売機で購入しろ!とのこと。ホーム中央に設置されているホームライナー専用乗車整理券券売機で「ホームライナー沼津4号」の指定席を購入しました。指定された席に着席、切符は前の座席のリネン(枕カバー)のポケットに差しておきます。乗車整理券をポケットに差し込んでいると車内検札は省略されるようで、車掌から声を掛けられることはありませんが、整理券を挿していなければ、整理券を持っていないということで車掌が検札で声を掛ける、という仕組みになっています。整理券があればポケットに差しておきましょう!

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「写真:整理券は前シートリネンカバーのポケットに差しておこう」

さすが特急車両、リクライニングで楽々の移動です。ここ静岡地区(熱海駅から浜松駅間)の普通列車のほとんどがロングシート!(山手線のような車内でお客さんが向き合いになるようなシートのこと)2007年に4人席ボックスシートを装備した113系115系列車の全廃に伴い、それ以降ロングシートの211系と313系電車の運行に統一されてしまいました。世界遺産に登録された富士山の車窓が楽しめるこの区間でありますが、ロングシートのおかげで、18きっぷの旅行者は富士山やお茶畑、広大な相模湾の車窓が拝みにくくなってしまいました。18きっぷのシーズンとなれば多くの乗客が向い合せでシートに着席し、腕を組んで居眠りするしかないつまらない区間となってしまいました。

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「写真:ホームライナー沼津4号は普通座席のみ」

そんな区間の救世主がこの「ホームライナー」なのです。短い時間ですがたった310円余分に払うだけでロングシート区間を短絡することができます。しかしホームライナーは朝夕通勤客用の着席をサービスの目的としているため、日中は走行していないため乗車できません。これが残念です。特急運用の間合いが取れるなら、昼間のホームライナーを是非とも走らせてもらいたい区間です。

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「写真:373系車両は以前ムーンライトながら(定期列車時代)に使用されたこともあった」

本日は残念ながら曇り空で富士山を車窓に拝むことはできませんでしたが、ホームライナーのおかげで、少しだけ贅沢をすることができ、無事18:40沼津駅に到着しました。青春18きっぷの旅道中に乗るタイミングがあればぜひお勧めの列車です。

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2013/05/27

台湾新幹線乗車記

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平成25年5月16~19日の4日間、アニバーサリーパーティーに参加するため台湾を訪れました。そのツアーの一環で「台湾新幹線」に乗車する機会がありましたので、ここで乗車記を報告します。

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「画像:台湾新幹線の切符、改札口はこの切符の裏面を表にして自動改札を通す、間違えると改札口を通れない」

Logo_2 18日NAO君旅日記では国際高速列車乗車記第二弾となる「台湾新幹線」に乗車します。日本の新幹線が海を渡り異国の地を走っているとのことで以前から興味がありましたがついに乗車できるチャンスが訪れました。正式には「台湾高速鉄路」といい、会社は在来線とは別になるとのことです。駅は8つ、初めに台湾の首都がある台北駅、そして順に板橋駅、桃園駅、新竹駅、台中駅、嘉義駅、台南駅、左營駅となり、最高時速300km/h南北を最速1時間30分で結ぶ高速鉄道となっています。

本日の旅の行程

行き:ホテル7:15出発(バス)→台北駅7:30  8:00(台湾新幹線617号)→嘉義駅9:26   観光バスで、八田興一記念公園、烏山頭ダム、赤崁縷(ツーカンロウ)を見学。  帰り:台南駅15:49(台湾新幹線712号)→台北駅17:36到着

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「写真:台北駅前広場」

  乗車駅となる「台北駅」に向かいます。土曜日ともあり、駅前は多くの人で賑わっています。今回はツアーなので添乗員が切符を購入してくれていましたが、個人旅行者は自動券売機か有人切符売り場で切符を購入します。その辺は日本と変わりません。

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「写真:台北駅新幹線切符売り場」

 改札口は地下鉄の駅のような簡素な自動改札で、切符を挿入すると改札ゲートが開くシステムであまり違和感がありませんが、切符は裏側から挿入しないとゲートが開かないので注意を!

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「写真:発車を待つ台北駅発左營駅行き617号」

 エスカレーターを降りるとすぐに今回乗車する8:00発「617号」が停車しています。車両はJR東海700系C編成をモデルに開発されたオレンジラインの700T型です。外観は全く同じでここが台湾であることを忘れさせてくれます。日本のように「のぞみ」「ひかり」という名前はなく、数字のみの表記です。全駅停車の「こだま」タイプも、快速タイプの「ひかり」タイプも列車番号だけで判断ができないので、時刻表で停車駅を確認して乗車しましょう。

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 前頭部に移動してみます。C編成のようなアヒルのくちばしのような形ではなく、スマートな短めの鼻先となっています。台湾新幹線のトンネルは日本と比べて断面積が広く、空気抵抗があまりないので、このタイプの形状でよいとのこと。12両編成9M3T(自由席3両、指定席8両、グリーン車1両)。

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「写真:いざ車内へ!普通車座席は3&2席、日本の700系とほとんど違和感ない」

 今回予約している2号車18B席に着席します。車内空間の設備等は若干の違いはあるものの、ほとんど同じ。大きな違いは客室の貫通扉。自動ドアではありますが、センサー式ではなく、妻壁に設置されている押しボタンを押して開きます。立っているだけでは自動ドアは開きません。

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「写真:スーツケースは写真右下のスペースに置ける、左の人の右手辺りが自動ドアの開スイッチ」

 8:00定刻に発車しました。「台北駅」から次の駅「板橋駅」までは地下を走行します。6分で到着、東京~品川のような駅間です。板橋駅を出発すると地上に出て、新幹線らしい高架を走行、速度も向上し240km/hがテロップで紹介されています。

 右手に台湾桃園国際空港に着陸する旅客機を眺めていると「桃園駅」に到着。空港から乗り換えてきたと思われる大きなスーツケースを持った乗客が乗り込んできます。台湾新幹線の車内はスーツケースを置くスペースが車内に設けられています。これも日本の新幹線にはないGoodなサービスです。

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「写真:新竹駅~台中駅間の車窓」

 台湾の地形は両極端で、台湾の島の西側は平野が多く、東側は平野が少なく山から直接海になるような地形です。新幹線はその平野が多い西側を走行します。しかしかなり内陸を走行するので海がほとんど見えません。あまりトンネルがないので台湾の景色を堪能できます。田んぼはイネ科を栽培している所が多く、農村地帯を走行している景色は日本と相違なく、700系の車両と融合してまさしく日本にいると錯覚してしまいます。

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「写真:台中駅近辺の高層ビル群」

 中間駅に数回停車しましたが、新幹線の駅は街の外れに建設されている場合が多く、駅前には建物がありません。田んぼの真ん中に駅があるという構造で、新幹線駅は空港のような雰囲気があるのも台湾新幹線の特徴かもしれません。

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「写真:台中駅~嘉義駅間の車窓」

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「上写真:嘉義駅に到着!下写真:嘉義駅コンコース」

 617号は各駅に停車しながら、9:26今回の目的地「嘉義駅」に定刻到着。観光バスに乗り換えて、八田興一記念公園、烏山頭ダムを見学します。八田氏は台湾の嘉義・台南・高雄で下水道整備を行い、台湾のインフラ整備に多大な功績を残した人物で高く評価されています。昼食後、1653年オランダ人が建造したという「赤崁縷」を見学し、台南駅へ。

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「写真:烏山頭ダム」

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「写真:赤崁縷」

 台南駅や嘉義駅の構造はほとんど同じで見間違えるような印象です。駅前も建物が全くなく農村地帯が広がるど真ん中に駅があります。ホームに上がると相対式2面2線構造で間に通過線2線があります。210号の通過列車を見たかったのですが、防音壁に遮られパンタグラフしか見えません。15:49に712号に乗車、ホテルがある台北駅に帰りました。

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「写真:台南駅改札口」

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「写真:台南駅のホーム、通過線との間に防音壁がある。日本にはない」

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「写真:台南駅に到着した712号」

 台湾はこの時期、雨季(日本では梅雨)で毎日のように雨が降っていましたが、観光地に到着すると雨がやむという天気には非常に恵まれた旅でした。様々な国に旅行に行きましたが、台湾が一番心が落ち着ける国のように感じました。ようは日本人に優しい国であると思います。風土、紀行、文化、食、人格共に日本人に共有できる部分が多く、漢字を使用しているので何となく街を歩いていても文字が理解できるので個人的には相性№1の国でした。今度は、鉄道で台湾1周をして温泉に入る1人旅を計画したいと思います。またその時は、NAO君旅日記でご紹介します。

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「写真:(おまけ)宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」のモデルとなった九份(ジュフェン)へ足を延ばしました」

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「写真:(おまけ)パーティーの後、タクシーで士林夜市(シーリンよいち)に立ち寄り、掘り出し物の土産を探したり、台湾市民の味を堪能しました」

おわり

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2013/03/29

「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅 3日目

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「写真:四国2周の旅3日目朝の中村駅」

 今回の四国特急の旅は、「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅最終日の3日目です。ネットの旅ブログ等では、「四国1周の旅」というネタはたくさんありますが、2周する旅日記は存在しないので、これはやるしかないと思いたち、平成25年3月7~9日の3日間旅をした日記の3日目の足取りを日記にします。

「本日の旅の行程表」

中村駅7:00発(特急あしずり4号)→高知駅9:02 9:19(普通)→奈半利駅10:46 11:02(路線バス)→室戸岬12:01 14:31(路線バス)→甲浦駅15:21 15:35(阿佐海岸鉄道普通)→海部駅15:46 15:49(普通)→鯖瀬駅15:59 16:39(牟岐から特急剣山9号)→徳島駅17:56 18:30(特急うずしお26号)→高松駅19:36 19:40(快速マリンライナー60号)→岡山駅20:36 20:40(普通)→長船駅21:13着

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「写真:中村駅ホームに停車している特急あしずり号」

 3日目の朝も快晴!今回の旅は温暖で天候に恵まれた旅になりました。昨日も暖かかったのですが、今日は昨日以上に暖かくなるとのこと。しかし今話題になっているPM2.5や黄砂が飛来しており、マスクが手放せない日となりそうです。早めに起床して7:00発特急あしずり4号に乗車するため、6:40に民宿を出発。朝早く送って頂いたおかみさんにお別れをして、グリーン席に着席。四万十川の鉄橋を渡り、右手の土佐湾の景色を見て、勾配に入りループ線を上がると「窪川駅」に停車。ここで土佐くろしお鉄道とJR四国の乗務員が交代します。

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「写真:高知駅ホームに停車する土佐くろしお鉄道奈半利線直通普通列車」

 特急は軽快に下り坂を走行し、須崎近辺で須崎湾を左手に、すぐに内陸に入り佐川、伊野と停車して定刻9:02「高知駅」に到着しました。隣ホームに土佐くろしお鉄道奈半利線直通の9:19発普通列車「奈半利駅」行きが停車しています。もう一本遅らせれば、オープンデッキが付いた観光列車「しんたろう2号」に乗車できますが、先に進まないと帰れなくなるので我慢して、所定の普通列車に乗車します。残念!ロングシートでした。「土佐くろ」の車両はほとんどクロスシートが設置されているはずですが、まれにロングシートのみの車両に出くわします。この路線は車窓に太平洋の土佐湾が楽しめるのですが、景色がいい窓側は太陽の日が差し込む側なので、地元の乗客は皆カーテンを閉めてしまいます。ロングシートでお互い顔を合わせる構造なので、必然的に居眠りということになってしまうので、ここは遭えて立って行くことに。

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「写真上:奈半利線から眺めた土佐湾の車窓、写真中:土佐くろしお鉄道奈半利線で使用されているオープンデッキ車両(やたろう・しんたとう号)(以前に乗車した時に撮影)、写真下:奈半利線終点の奈半利駅」

 10:46「奈半利駅」に到着。ここからはまた「四国グリーン紀行」パスをポケットにしまい、路線バスに乗り換え、「室戸岬」に向かいます。バスに乗ってすぐに国道55線はほぼ海岸線を走行します。車窓は抜群。岩礁にぶつかる波しぶきを眺めながらバスは室戸岬の先端を目指します。

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「写真:室戸岬の突先に立つ中岡慎太郎銅像」

  1時間ほど走り、12:00室戸岬バス停に到着しました。明治維新の勤王の志士「中岡慎太郎」銅像が出迎えてくれます。そこから南へ林の中を抜けると、岬の突先に到着。暖かい南西の風が吹き込んできます。ここ室戸岬は平成23年世界ジオパークに認定された場所。ジオパークとはあまり聞きなれない言葉ですが、調べると「重要な地質遺産が多数あり、歴史や文化、生態系等の地域住民や研究機関が参加する運営組織がある地域をジオパークとして認定しているそうです。四国では初の認定で、NAO君が住む中国地方では、山陰海岸がそれに認定されています。そういえば、山陰本線に臨時快速「山陰海岸ジオライナー」ていうのがありましたね!

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「写真上:室戸岬の先端に位置する岩礁、写真中:海岸遊歩道にあるあこう森のアコウの木。天空の城ラピュタに出てくる空飛ぶお城を連想できる、写真下:遊歩道を北に数十分歩いた所から岬方面を望む」

 Nnn_415ここから東側の海岸線にある遊歩道を20分ほど歩き、「シレスト室戸」という海洋深層水100%を使用した入浴施設があると聞き訪れました。海洋深層水とは、海底200m以上深い場所から汲み上げられた海水で、人間の排水で汚染された河川水の影響をほとんど受けていない海水で、太陽光を受けていないので有害な細菌類も通常の1000分の1以下と洗浄性に富んだ魔法の水といえます。その海洋深層水を100%使った入浴施設ということで、入浴してみました。入った感じは海の水なのにベトベトせず、キレのあるお湯で、なめるとやはりしょっぱい。湯から上がると肌はサラサラ!これはいい!下手な温泉よりいいんじゃない!?これはアトピーがある方にもいいと思います。「写真:シレスト室戸、380円で海洋深層水温泉に入浴できる」

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「写真上:甲浦駅、写真中:甲浦駅前、開通してから今日に至るまで駅前は野原のまま、写真下:甲浦駅に停車する阿佐海岸鉄道の普通列車」

 2時間半の滞在時間もあっと言う間に過ぎ、また路線バスに乗車して、阿佐海岸鉄道の「甲浦駅」に向かいます。この阿佐海岸鉄道は、「四国グリーン紀行」パスが使えないので実費を支払います。この阿佐海岸鉄道、たった2駅しかないかわいらしい鉄道です。

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「写真:海部駅、ここでJR四国の普通列車に乗り換えする」

  15:46たった11分の阿佐海岸鉄道の旅は終了しJR四国の始発駅「海部駅」で普通列車乗り換え、3つ目の「鯖瀬駅」で途中下車、海岸に近い駅だったので30分後に来る特急剣山9号(牟岐駅から特急になる)の乗り換え間合いに立ち寄りました。駅から歩いて1分。石ころの浜で缶コーヒー休憩タイム。海上に島があり、連絡船のような船が出発しています。スマホで検索してみると「出羽島」であることが分かりました。数本の連絡船が牟岐港から就航しており、島には天然記念物のシラタマモが生息しており、島を一周する遊歩道もあるそうです。今度時間を作って行ってみたいと思います。

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「写真:鯖瀬駅から歩いて1分のところにある浜、海を眺めながらのゴロ寝に最適」

 16:39牟岐駅から特急剣山9号になる普通列車に乗車し、徳島駅へ向かいます。この牟岐線、地図では海岸線を走行しているように見えますが、ほとんど車窓から海を見ることはできません。途中夏季にだけ臨時開業する駅「田井ノ浜駅」を通過します。この駅を出ると砂浜ですぐに海水浴ができる場所として地元では有名です。夏季は特急も数本停車するようです。海が見えるのはここだけ。

Nnn_309_2あとは内陸を走行し、17:56「徳島駅」で下車。一昨日の夜に食べた徳島ラーメン「麺王」にダッシュ!2度目の徳島ラーメン(替え玉3玉)を20分で完食し、18:30発「高松駅」行き特急うずしお26号指定席に乗車して高松駅に向かいます。今日もポカポカ陽気だったので、夜も気温があまり下がっていないせいか、土曜日の夜ともあってか、車窓からは自宅の庭で夕べのバーベキューを楽しむ家庭を数件見ました。確かにこの時期は虫もいないし、本日は少し寒いのを我慢すれば最高のバーベキュー日和ではないかと思います。

 旅も終盤、19:36「高松駅」に到着、四国最後の列車19:40発快速マリンライナー60号自由席に乗車します。切符は児島駅までなので、車内で児島駅から岡山駅までの乗車券を購入します。岡山駅からは定期券があるので購入していません。長船駅には21:13に到着!3日間の「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅は無事に終了しました。

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「写真上:坂出笠山から眺めた讃岐富士、写真下:予土線江川崎駅のホームに咲いた水仙の花」

 今回は寒波が抜け、春の暖かい恵まれた気候の中での旅となりました。昼間の室戸では暖かいを超えて暑かったので、遊歩道は半袖シャツで歩けるほどでした。そのため、車窓からは梅の花や菜の花が一気に咲き始め、時間がたつにつれ、鮮やかに咲き進んでいくのが手に取るように分かるそんな旅になりました。

3日間の走行距離1605.4kn(鉄道のみ)となりました。新幹線なら「新青森駅」から「広島駅」まで行く距離になります。また明日から仕事です。心機一転頑張ります!おわり

「1日目の日記は下記をクリック!(リンク)」

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「2日目の日記は下記をクリック!(リンク)」

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2013/03/22

「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅 2日目

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「写真:出発2日目の徳島駅前、快晴の青空」

 今回の四国特急の旅は、「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅2日目です。ネットの旅ブログ等では、「四国1周の旅」というネタはたくさんありますが、2周する旅日記は存在しないので、これはやるしかないと思いたち、平成25年3月7~9日の3日間旅をした日記の2日目の足取りを日記にします。

「2日目旅の行程」

徳島駅9:03発(特急剣山3号)→阿波池田駅10:14 10:19(特急南風8号)→多度津駅10:56 11:20(特急しおかぜ7号)→松山駅13:13 13:24(特急宇和海15号)→宇和島駅14:43 15:30(普通)→窪川駅17:49 18:05(特急南風13号)→中村駅18:45着

 昨日と同様3月8日の徳島の朝は快晴!先週までの寒波はどこに行ったのやら。昨日も気温は今年初の20度越えを達成し、4月下旬暖かさでしたが今日はこれを上回ると気象庁!まずは徳島駅前にある手打ちうどんで朝食。徳島は徳島ラーメンが有名ですが、そこはやはり四国、やっぱうどんでしょ!

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「写真:セルフうどんやま 徳島駅前店、朝7:00からオープンしているので朝食にぴったり!写真のうどんは醤油うどん(大盛380円とサラダ100円)(ゆでた冷たいうどんに専用の醤油をかけただけのシンプルなうどん、地元ではメジャー)」

  9:03発「阿波池田駅」行きの特急剣山3号に乗車します。ホーム後方に並んだにもかかわらず、自由席の展望シートをゲット!運転士と同じ景色を味わいながら吉野川河岸線を特急は西に向かいます。この徳島線は大きな川を横目にしながら一度も吉野川を渡りません。川の景色を堪能するのであれば、北側のシートに座るのがよいでしょう。10:14特急剣山は「阿波池田駅」に到着、すぐに来た10:19特急南風8号のグリーン席で「多度津駅」に向かいます。ここから「宇和島駅」までは昨日通った場所を再度走行する形になります。そこで実質、ここ「阿波池田駅」で1周目とさせていただきます。

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「写真上:徳島駅に停車する185系特急剣山3号、写真中:特急剣山の展望シートからの眺め、写真下:特急剣山の展望シートからの眺め2」

  2周目に入った四国グリーン紀行の旅ですが、よく質問されます→「NAO君はそんなに電車ばかり乗っていて飽きないの?おしりは痛くならないの?」という問いについてですが、そこは乗り鉄趣味の世界、ランニングして辛い思いをしてすっきり気分転換をする人や、疲れる山登りをあえてやって達成感で気分転換をされる人、人それぞれで、NAO君は電車に1分でも多く乗って、電車の振動、ディーゼル排気の香り、線路の音、行く場所の方言を聞き、土地の酒を飲む。これこそが気分転換になります。確かにおしりは痛くなりますが、それがまた達成感の心地よさ!温泉に入り地酒を飲み、その疲れを旅先の宿で癒す、これこそが鉄道旅の醍醐味であると考えています。

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「写真上:多度津駅構内に留置してあった普通列車、写真中:仁加屋の銭形ちくわ、280円、写真下:多度津駅構内にあるSLの給水塔(登録有形文化財)」

  2度目の金刀比羅宮を車窓に眺め、予讃線と土讃線の合流駅「多度津駅」に到着。予讃線特急しおかぜ号に乗る前に、駅のキオスクでちくわとビールを購入します。ここでNAO君お勧めなのが、仁加屋の「銭形ちくわ、280円」です。いつもは18切符の旅で乗り換えをする合間に「観音寺駅」のキオスクで購入するのですが、ここ「多度津駅」でも販売していたので即購入しました。魚の風味と硬さが絶妙で、ビールが2倍おいしくなります。ぜひご賞味あれ!

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「写真上:特急しおかぜのグリーン室、写真下:松山駅1番線に到着した特急しおかぜ号の展望」

  11:20特急しおかぜ7号のグリーン席に乗車、銭形ちくわとビールに、暖かい日差しが窓から注ぎこみ、ウトウトしているとあっと言う間に13:13「松山駅」に到着、1番線に到着した特急しおかぜ号の前方に、次に乗り換えする13:24発特急宇和海15号が停車しています。やはり乗車率がよく、自由席窓側は全て着席済みでした。NAOくんは展望シートの指定席を予約していたので、余裕で着席。前面風景を堪能しながら14:43「宇和島駅」に到着しました。

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「写真:宇和島駅の車止め、これ以上西に線路はない」

  ここから予土線普通列車に乗って、太平洋側の「窪川駅」を目指します。この予土線は残念ながら特急が走っていません。せっかく特急グリーン席乗り放題の切符を購入しているのですが、ここは我慢して普通列車に乗車します。15:28ホビートレイン到着を待って15:30普通列車は「宇和島駅」を出発します。予讃線の普通列車からの接続がない列車なので、乗客はほとんど地元の方ばかり。四国の山村風景が途中「江川崎駅」まで続き、ここでトイレ休憩停車。四国の普通列車の半数がトイレ設備がありません。今回乗車したキハ35系も2時間以上乗車する列車にも関わらずトイレがない車両なので、停車時間に余裕がある駅まで世を足すことはできません。ビールを飲んでしまうと、全線走破は難しいのが予土線です。乗車前には必ずトイレに行って、体調を万全に整えておきましょう。

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「写真:江川崎駅に停車する予土線普通列車、だいたいの普通列車はこの駅で数十分停車しトイレ休憩がとれる」

  「江川崎駅」以降窪川よりは、予土線名物!日本最後の清流「四万十川」の車窓が楽しめます。四万十川は右に左に惰行しているので幾度と大きな橋梁を渡ります。そのたびにダイナミックな景色を堪能できます。四万十川で有名な「沈下橋」も車窓から拝見できます。季節になると臨時列車で「清流しまんと号」というトロッコ列車が走行します。季節の時刻表で運用をお調べになってから乗車してみてください。

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「写真上:予土線の普通列車は幾度と四万十川の橋りょうを走行する、写真下:四万十川名物沈下橋も車窓から眺められる」

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「写真上下:貨物列車の車両を改造した清流しまんと号というトロッコ列車(臨時便、以前乗車した時に撮影)、トロッコの台車は貨物用なので、電車や気動車にはない線路から時下に伝わる振動がよい」

 17:49普通列車は土讃線終点駅「窪川駅」に到着しました。ここからは18:05発土佐くろしお鉄道中村線の特急南風13号グリーン席展望シートで2日目の最終目的地「中村駅」を目指します。せっかくの展望シートですが、ガラスに車内の蛍光灯が乱反射して外の前面の景色は全く見えません。

  特急は定刻18:45「中村駅」に到着。今晩の宿「民宿せせらぎ荘」のおかみさんに駅まで迎えに来てもらいました。今日の宿は民宿をチョイス。駅から歩いて20分ほどかかる場所なので、無料送迎は助かります。民宿なので当たり前なんでしょうが、宿は普通の一軒家。親戚や実家に帰ってきたようなイメージ。畳の広い部屋で、本日の宿泊者はNAO君1人とのこと。台所に設置している冷蔵庫の中身は好きに(無料)飲んでいいとのこと。瓶ビールもあるではありませんか!

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「写真上:民宿せせらぎ荘の正面、普通の民家!写真中下:民宿の近くにある居酒屋「いなか」の四万十定食、四万十で採れた幸ばかりを使用した食材!絶品です!おすすめ!2300円?だったかな?酔っ払ってしまい覚えていません」

Nnn_350_3今回は素泊まり予約だったので、夜飯の美味しい居酒屋をおかみさんに紹介していただき、民宿から歩いて5分の所にある居酒屋「いなか」で四万十定食を注文!これが絶品!かつおのたたき、あおさのり・川エビのてんぷら、鮎の塩焼きと、すべて高知県の名産と四万十川で取れた幸。もっと沢山注文したかったですが腹が限界。これはまた来なければ!と思わせる居酒屋でした。岡山にあったら毎日でも行きたくなる居酒屋です。味・新鮮さは間違いありません!ビールはもちろん伊予西条産のアサヒスーパードライ生です。

「3日目(最終日)に続く!」

「1日目の日記は下記をクリック!(リンク)」

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「3日目最終日の日記は下記をクリック!(リンク)」

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2013/03/19

「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅  1日目

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 今回の四国特急の旅は、「四国グリーン紀行」パスで行く!四国2周の旅の実行です。ネットの旅ブログ等では、「四国1周の旅」というネタはたくさんありますが、2周する旅日記は存在しないので、これはやるしかないと思いたち、平成25年3月7~9日の3日間旅をした日記を書きます。

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 この「四国グリーン紀行」パスは、JR四国の企画切符で購入日から連続で4日間JR四国管内全線(サンライズ瀬戸を除く)・土佐くろしお鉄道全線・JR四国路線バス(高速バスを除く)が乗り放題、さらにグリーン席・指定席も乗り放題で2万円という大変お買い得な切符です。しかし、この切符、JR西日本管内では購入できず、一度四国に渡って購入する必要があります。

本日の旅の行程表

長船駅5:19発(普通)→岡山駅5:49 6:01(快速マリンライナー3号)→坂出駅6:39 7:37(特急しまんと3号)→宇多津駅7:44 7:48→中村駅11:32 11:34(普通)→宿毛駅12:04 12:22(路線バス)→宇和島駅14:11 14:56(特急宇和海18号)→松山駅16:18 16:28(特急しおかぜ26号)→児島駅18:51 19:06(快速マリンライナー55号)→高松駅19:38 20:05(特急うずしお27号)→徳島駅21:14着

 旅の初日7日早朝、まずは地元「長船駅」を始発で出発し「岡山駅」でマリンライナー3号に乗り換え、一路「坂出駅」を目指します。JR四国は「児島駅」から南が管内になるのですが、「児島駅」はJR西日本管轄の駅になるのでJR四国の企画切符は購入できません。6:39「坂出駅」に到着。みどりの窓口で、「四国グリーン紀行」パスを購入します。あと予めルートを検討している特急列車のグリーン席と指定席を発券してもらいます。

 次に乗る特急しまんと3号7:35発まで50分ほどあったので、「坂出駅」から南へ歩いて5分の所にある「笠山108m」のプチ登山に臨みます。15分程度で山頂に到着。朝日が昇る坂出市内とコンビナートの景色を5分ほど堪能し、すぐに下山。30分程度で登れる手軽な笠山です。乗り換えに時間があれば、登ってみてください。

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「写真上:坂出駅から見た笠山、写真下:笹山山頂から眺めた坂出市内」

 7:35定刻に特急しまんと3号は「坂出駅」を出発。次の「宇多津駅」で岡山から来た南風1号の後方に連結して土讃線に入ります。NAO君は「宇多津駅」から南風1号のグリーン席を予約しているので、乗り換えをします。「多度津駅」から土讃線に入り、右手に金刀比羅宮を見ながら四国山地の峠越えをします。四国の特急気動車はエンジンをうならせながら峠の勾配に臨みます。この力強い振り子の乗り心地が好きです。

 峠を越え、右手に秘境駅で有名な「坪尻駅」を眺めながら阿波池田の街が拝める高台を下り、吉野川の橋梁を渡り、徳島線と合流して、「阿波池田駅」に到着。さらに渓谷で有名な大歩危・小歩危峡の景色を眺めながら、全国でも珍しい鉄橋の上に駅がある「土佐北川駅」を通過し、8:38「高知駅」に到着。ここで15分停車。さらに伊野、佐川、須崎と停車して、「窪川駅」から土佐くろしお鉄道中村線に入り、ループ線で勾配を一気に下り、左手に土佐湾を眺めながら11:32「中村駅」に到着。2分で接続している「宿毛駅」行き普通列車に乗り換え、12:04四国の最果て「宿毛駅」に到着。

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「写真:鉄橋の上に駅がある土佐北川駅(以前に撮影)」

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「写真上:宿毛駅に到着した土佐くろの普通列車、写真中:豊ノ島関は宿毛出身、写真下:宿毛駅前から宇和島方面と足摺岬方面に路線バスが出ている」

  ここからは「四国グリーン紀行」パスをポケットにしまい、路線バスで国道65号線の宿毛街道を北に上がり、「宇和島駅」を目指します。山あり谷あり海ありの車窓を楽しめるバス路線で2時間のドライブを楽しめました。

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「写真:宿毛街道の海景色」

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「写真:宇和島駅前 宇和島は闘牛が盛ん」

  14:11遅れることなく路線バスは「宇和島駅」に定刻到着。ここから予讃線内子線を走る特急宇和海18号14:56発に乗車して「松山駅」に向かいます。この列車はグリーン席がないので指定席を予約しておきました。昼間の3両編成特急なのですが非常に乗車率がよく、8割ほど席が埋まっています。四国は普通列車の運転本数が非常に少なく、カーブが多いうえに勾配区間もたくさんあるので時間がかかることから、特急の利用率がかなりいいように感じます。さすが愛媛県はみかんの県!瀬戸内海に面した山肌の斜面にはみかんの木がびっしり生えています。そのみかん畑の横を特急宇和海は軽快に走行していきます。

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「写真上:宇和島駅に到着した特急宇和海号、折り返して松山に向かう 写真下:四国特急は半室自由席、半室指定席になっている車両が多い。枕カバー白が自由席で青が指定席」

  内子線の峠を越え、「松山駅」16:18到着。すぐに特急しおかぜ26号「岡山駅」行き16:28発に乗車します。この「松山駅」1番線は特急宇和海号と特急しおかぜ号が同一線に到着発車します。1番線西側に宇和海号、1番線東側にしおかぜ号が停車します。そのため乗り換えの客は階段を上がることなく乗継できますし、降車乗車する客も階段を上がることなく、1番線すぐにある改札を出入りできるので便利いい配置となっています。通常は1線に1本の列車しか入れないのですが、JR四国は1線に2列車を同時に入れる運用を多々拝見できます。他のJR駅ではみたことがありません。

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「写真上:松山駅1番ホームは同一ホームに宇和海としおかぜが入線する、写真中:しおかぜ号の展望グリーン席、写真下:展望シートに着席した時、こんな感じで前面景色を味わえる」

  16:28発特急しおかぜ26号はグリーン席を予約しておきました。それも1番A席の展望シートです。JR四国の特急全ての運転席右後ろにあるシートは展望席になっており、妻壁がガラス張りになっていて、運転台からの展望景色がシートに座りながら眺めることができます。穏やかな凪の瀬戸内海の景色を眺めながら一路特急は「今治駅」を目指します。しまなみ海道のつり橋が見えるとすぐに、今治、そして右手に雪をかぶった石鎚山系が現れると、水のきれいな「伊予西条駅」に停車します。ここ伊予西条は日本でも有数な名水の街で、自動販売機で売っているミネラルウォーター並みのおいしい水がわき出る街です。「伊予西条駅」のホームでもこの名水を飲むことができます。四国で販売されているアサヒスーパードライはここ伊予西条で生産されています。この名水を使用してできたスーパードライは格別!四国内でしか飲むことができないので、四国へ来られたら是非ともご賞味あれ!一味違います!

  特急は「観音寺駅、多度津駅」と停車し瀬戸大橋を渡って岡山県「児島駅」18:51着。四国管内はここ児島駅までなので「児島駅」で下車し、折り返しの19:06発「高松駅」行きマリンライナー55号パノラマシートで「高松駅」に向かいます。このパノラマシートはグリーン席で展望シートとなっています。夜でも展望風景を楽しめるように天井灯はスポットライト化されています。通常は蛍光灯の明かりがガラスに反射して夜間は外が見づらいですが、このパノラマシートはそういった工夫がされています。

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「写真上:瀬戸大橋走行中の車窓(別の日に撮影)、写真下:高松駅に到着したマリンライナーの2階建て車両、1階が指定席、2階がグリーン席、運転台後ろがパノラマシート」

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「写真:徳島駅から歩いて3分の所にある徳島ラーメン麺王」

 もっと乗っていたかったのですが30分程度で「高松駅」に到着。今日最後の列車となる20:05発の特急うずしお27号に乗車して宿を予約している「徳島駅」を目指します。時間が帰宅時間ともあり、乗車率は約110%、指定席も取れず、自由席の通路側にやっと座れそのまま眠りながら1日目の目的地「徳島駅」21:14到着。駅前にある行き付けの徳島ラーメン店「麺王」で晩ご飯を食べ、徒歩5分のところにあるビジネス旅館「はやし別館」に宿泊しました。

「2日目の日記は下記をクリック(リンク)」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-b636.html

「3日目最終日の日記は下記をクリック(リンク)」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-8608.html

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2012/03/26

700系レールスター車両のこだま号個室について

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「写真:E編成700系レールスター車両のこだま号と8号車個室 H24.2姫路駅で撮影」

P2040225山陽新幹線で走行しているこだま号は主に現在500系V編成、700系E編成が担当しています。500系に至っては常に鉄道車両人気ランキング上位に入っていたほどの人気車両で今も人気が高い車両の1つです。普通座席は当時W編成時代の3&2シートのままで、6号車のみ指定席扱いでグリーン車と同等の座席を用いており大変お得な車両です。そして今回の主題である700系E編成こだま号は元レールスターひかり号で使用されていた車両で、1~3号車は3&2シート、4~8号車は2&2シート、そして8号車の東京方には4箇所の個室を備えていました。しかしこのダイヤ改正(平成24年3月17日)で、E編成こだま号の個室が利用できなくまりました。山陽区間のこだま号自体の乗車率があまり良くないので、個室はほとんど利用されていなかったので、使用停止もやむを得ないのでしょうが、さみしい話です。普段は業務用室として締切扱いとなり、1日に1本だけ残っているひかりレールスター運用時だけ、個室が利用できるようになっています。実質、E編成の個室が利用できるのは、博多発新大阪行きのひかり442号のみとなります。これも貴重な列車の1つでしょう。写真はH24年2月4日に家族でUSJに行ったときに個室へ乗車し撮影しました。天井部分は筒抜けですですが、壁と扉がありプライベート感は十分あります。

追記

レールスター車両のこだま号車内設備について追記いたします。デッキに設置されていた旅情報端末「旅指南」はレールスター時代から使用されていませんでしたが、自動販売機も使用を停止していました。座席のリネン(枕カバー)は白い生地になりレールスターの刺しゅうはなくなっています。6号車の喫煙車は禁煙車となり指定席になっていました。喫煙ルームは設置されず唯一の喫煙車が廃止となったため、レールスター仕様車は全て禁煙となりタバコは一切吸えなくなりました。東海道山陽新幹線で完全禁煙化された列車となります。4号車のサイレンスカー(車内放送なし、車内販売声掛けなしサービス)は廃止となり、普通車となっていました。

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「写真:今になれば貴重なこだま個室の指定席券」

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「写真:個室が利用できなくなったのは残念です。」

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300系F編成ラストラン乗車記

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「写真:300系乗車記念証と岡山駅で配っていたポストカード」

Kippu0001_2平成24年3月16日ダイヤ改正の前日、100系300系新幹線車両が引退することになりました。100系車両はV編成グランドひかりとして東海道山陽新幹線を走破していましたが、0系こだま号の置き換えとして、K編成6両、P編成4両として新大阪~博多間を主にこだま号として運用されていました。K・P編成に至っては短編成化されたとき車両に延命改良工事が施行された関係で、車両耐久年数20年を大幅に超える24年間使用され、今日の引退を迎えました。そして300系F編成に関しては、T車の割合が多くユニットが複雑なため短編成化されず、延命改良もされないまま19年間使用され続け、今日の引退になりました。先輩後輩が同時に引退することになったのです。今回はこの引退を迎える300系のぞみ609号の切符がたまたま取れました。新聞記事によれば、販売開始から100系は50秒、300系は3分で完売したとのことで、今回切符がゲットできたのは奇跡でしょう。そんな300系ラストランに乗車した体験記を書きます。

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「写真:岡山駅を出発する岡山駅発下関駅行普通列車」

当日の朝、会社の後輩O氏と6:45岡山駅で待ち合わせし、6:57発岡山駅発下関駅行き普通列車に乗車し、福山駅に向かいます。この岡山駅発下関駅行きも今回のダイヤ改正で姿を消すこととなりました。乗り換えなしで下関まで行けるロングラン普通列車であったので、よく利用しましたが、本日が乗り収めのようです。福山駅に向かったのは、新大阪駅発のラストランに使用する300系F編成の回送車両と岡山駅発ラストラン100系ひかり号の回送車両を撮影するために訪れました。300系は45秒の停車があり、100系車両は通過する映像・画像をカメラに収めました。

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「写真上:福山駅に停車する300系F7編成(さよなら運転のための回送)と、下:上り本線福山駅通過の100系K55編成(さよなら運転のための回送)」

Img_1155_2写真撮影を終え、すぐに山陽本線で岡山駅に戻り、今度は岡山駅で撮影する段取りを取ります。岡山駅では下りホームで1分間引退する100系と300系車両が並ぶ瞬間に恵まれます。100系は11:36入線11:43発、300系は11:39に入線、11:40に発車します。そんな引退車両が2編成同時に入線する好条件のため約1000人もの別れを惜しむファンが押し寄せたため、2編成が並ぶ瞬間を拝むことは愚か、車両の撮影すらままならない騒然とした雑踏状態で、300系車両に乗り込むのが精いっぱいでした。岡山駅に到着し、ドアが開くと同時に乗客がドッと降車し、隣に停車中の100系ひかり号の写真撮影に向かって、また300系車両に乗り込むという荒業写真家が大勢いたようです。

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「写真:最終運転を見ようとするファンにあふれた岡山駅下りホーム、100系は上りホームから下り本線に入線したシーンを撮影しましたが、下り1番に入線した300系はご覧のとおり」

発車して10分後、やっと自分の座席に着席しました。車掌がこの運転で300系は引退します。というアナウンスが流れます。女性係員が最終運転列車の乗車証明書を配っています。通過する駅には多くの鉄道ファンがファインダーを我が車両に向けているのが一瞬確認できます。 広島駅に近づいてきました。矢賀にある広島新幹線運転所から回送線を上がってくるN700系と並走しながら広島駅に到着しました。三分の一ほどの乗客が下車し、空席が目立ちます。通しで博多まで乗車する乗客が少ないことがわかります。このような指定席の入手が難しい記念列車の指定席券は、通しで買うのではなく、途中駅から申し込めば買える場合があるので、やってみる価値はありますね! 広島駅のホーム西の端には盛り上がるほど、記念写真を撮るファンが押し寄せていました。旧式VVVFモーター音をうならせながら、300系は西を目指します。最終列車の記念品を購入したかったので車販が来るのをずっと待っていましたが、一向に車販が来る気配がありません。仕方がないので歩いて車販がいるところまで行って買に行きました。

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「写真:さよなら300系のぞみ号の車内。広島から空席も」

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「写真:300系F編成の普通車座席。ネズミ色が特色。東海の300系J編成は茶色」

徳山170制限のカーブを汽笛を鳴らしながら通過し、新下関駅の乗務員訓練センターに留置している100系4両編成P2を横目にして関門トンネルへ。トンネルを出ると九州に入ります。すぐに最後の停車駅小倉駅に停車。ついに300系運転終焉の博多駅を目指します。博多入駅前に最後の車掌の案内と300系のぞみ最終運転に乗車下さりありがとうございました!とアナウンスが入り、大勢のファンが取り囲む博多駅16番線に無事到着しました。名残惜しみながら車両を降ります。博多駅ホームも大勢のファンが駆けつけ、300系最後の雄姿を写真に収めていました。1号車付近でラストランセレモニーを開催されていましたが、全く近寄れなかったので、雰囲気だけ味わい、300系を見送りました。

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「写真:博多駅で100系を見送るクルーたち」

新しいものが生まれると、それに淘汰されるものがあります。時代の流れは非常に早く、そしてさみしく感じることがありますが、それも仕方がない現実であるし、古いものは新しいものへと技術を継承することで最新鋭のN700系が完成したことをこの300系は教えてくれました。そんな300系の最後を共にできたことを幸せに感じます。切符の手配をしてくれた後輩のA氏と、この旅のコーディネート・写真を提供してくれた後輩のO氏に心から感謝します。ありがとうございました。

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2011/12/11

リニア鉄道館  ~新幹線に触る旅~

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  平成23年8月 青春18切符の旅で名古屋の金城ふ頭にある「リニア・鉄道館」を訪れました。今回の目的は新幹線に触ることです。特に初代のぞみ号で24年3月のダイヤ改正で引退する300系J1編成のポッコリ膨らんだほっぺたに触ること、そしてN700系シュミレータで新幹線を運転したい!そんな子供心丸出しのおっさんが、リニア鉄道館を訪れた、しょうもないお話です。(しょうもない=岡山弁でくだらないという意味)

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「図:リニア鉄道館フロアマップ」

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「写真:超電導リニアMLX01-1」

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「写真:新幹線試験車300X」

 まず入り口を入ってお出迎えしてくれるのが、C62式蒸気機関車、新幹線試験車300X、超電導リニアMLX01-1のデカさに圧倒されます。暗闇の中にライトアップされているので余計そう感じるのでしょうか。その部屋を出ると、あこがれの新幹線がお出迎えしてくれます。子供心に新幹線車両に触りまくります。こんな綺麗で斬新な車両が廃車されて展示されているなんて、もったいない!目の前に300系が2本展示されています。一番左に展示されているのが300系量産車で一般的に走行している車両。NAO君が触りたかったのは、その次の300系J1編成です。写真でもわかるように、量産車にないポッコリ膨らんだほっぺたがあります。ライトも少し角ばっていますね!運転台の前面ガラスも若干形状が違うのがわかります。

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「写真:展示車両の左から量産車の300系、2番目が量産試験車300系、3番目が100系、一番奥が0 系車両。歴代新幹線が写真1枚に収まる」

 左から3番目に展示されているのが100系X2編成。全国的に0系新幹線は展示されていますが、この100系車両はほとんど展示されていないので非常に貴重な存在だと思います。JR西日本では現在もこだま号として運転されていますが、300系車両と同時に100系車両も平成24年3月のダイヤ改正で生涯を閉じることとなりました。

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「写真:ドクターイエローT3編成(JR西日本車両)」

 J1編成の後ろに、0系新幹線の形をしたドクターイエローT3編成が展示されています。この車両は山陽新幹線30周年記念のとき岡山新幹線運転所で開催された新幹線祭りで逢ったことがありました。久々の再開です。ここに来る前は、博多総合車両所構内で留置されていました。どうなるのか心配でしたが、第二の人生がこの場所で本当に良かったと思います。

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「写真:N700系シュミレータ。実物大の運転台と映画館並みのスクリーンで臨場感を体感できる」

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「写真:運転台は本物と全て同じにできている」

 次にN700系シュミレータですが、これは誰でも出来るとは限らないんです。抽選で選ばれた人だけが運転することができます。それも有料です。館の見学前に申し込みを済ませておきます。今回は職場の仲間6人と行き、全員で申し込みました。ダメもとで申し込んだのですが、偶然仲間の1名が当たりました。素晴らしい仲間はNAO君にそのシートを譲ってくれたおかげで運転することができました。500円の使用料を支払い、いざシュミレータへ!実物大の運転台で運転台機器類は全て本物、映し出される車窓は映画館並みのスクリーンです。運転を見学するギャラリーが大勢いて、ドキドキは最高潮です。逆転ハンドルを前進位置へ、マスコンを4ノッチへ。画面は違和感なくスムーズに加速をしていきます。リアル過ぎます。フルノッチ投入で270km/hに到達しました。16両編成400mの新幹線とすれ違いますが、あっと言う間に通り過ぎていきます。登りに差し掛かると減速するので、ノッチを投入し加速します。停車駅が近づいてきました。ATCブレーキが動作し、自動で減速します。ブレーキハンドルを扱うことはありません。ホームに差し掛かかり、確認ボタンを押すとここから腕の見せ所です。P8050131自分の手でブレーキ弁ハンドルを扱い車両を所定停止位置へ停止させます。この時点で速度は30km/h。100m(4両分)手前位からブレーキ弁ハンドル3ノッチを投入、15km/h位になったら1から2ノッチで滑らせ、強ければ手前でハンドルを運転位置で転がし(時速は2~3km/h)、停止位置目標手前で1~2ノッチ投入で停止させます。因みにブレーキノッチは最大7ノッチまであります。あくまで参考まで!このシュミレータがゲームセンターにあればいいのにな。

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「写真:シュミレータの抽選は館内の電光掲示板で発表される」

 最後に個人的に気になった車両がありましたのでご紹介します。それはホジ6005形式蒸気動車という車両です。この車両の動力源は蒸気機関なのです。蒸気機関といえばSLのような形。この車両は運転台に蒸気機関を備え、後部が客室になった構造をしています。日本でも唯一ここだけしか見ることができません。客車が煙を吐いて走る姿を1度見てみたいものです。

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「写真:ホジ6005形式蒸気動車。運転室上部に煙突がある」

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「写真:ホジ6005形式蒸気動車の車内。運転室にボイラーが見える」

全部紹介していては切りがないので、ここはNAO君の興味ある部分だけ紹介しました。1日では物足りないくらいの容量があるので、鉄道が好きな方は時間に余裕をもって来られることをお勧めします。リニア鉄道館の詳しい詳細につきましては、リニア鉄道館のメインHPへリンクをはっていますので下記をクリックしてご覧になってください。

「リンク:リニア鉄道館公式HP」

http://museum.jr-central.co.jp/

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2011/10/30

平成23年四国特急の旅 テーマ”展望席”№2

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「写真:快速マリンライナーのパノラマグリーン席からの前面車窓」

平成23年7月13日~15日の3日間、JR四国の"バースデイ切符"を使用し、夏四国を満喫してきました。このバースデイ切符は、バースデイと名がつく通り、誕生日月の1ヵ月間3日間JR四国管内と土佐くろしお鉄道の特急列車のグリーン席、指定席、自由席、普通列車、JRの路線バスが乗り放題で1万円という超特価で販売されています。7月はNAO君の誕生日月なので、この切符を利用し、四国管内の特急を3日間乗り倒そうという企画を立てました。今回のテーマは「展望」であります。JR四国の特急列車(一部の普通列車)は全てが運転台に接する客室の妻壁がガラス張りになっており、運転室からの展望が、客席に座っていながら一望できる、「展望席」があります。そんな展望席にできるだけ多く着席して旅をするのが今回のテーマです。今回そんな旅日記の№2をお送りします。

今回の乗りまくり旅の旅の行程です。

1日目 岡山駅10:23(快速マリンライナー21号)→坂出駅11:028(切符購入) 11:30(快速南風リレー号)→宇多津駅11:34  11:44(特急南風7号グリーン席・展望席取れず)→高知駅14:53  15:02(特急あしずり3号・指定席・展望席ゲット)→窪川駅14:53 15:02(普通)→宇和島駅17:52 18:08(特急宇和海24号・指定席・指定席に展望席なし)→松山駅19:29 道後温泉に1泊。

「1日目№1の旅日記へリンクしています↓」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/23-8e34.html

2日目 松山駅8:07(特急しおかぜ12号グリーン席・展望席取れず)→児島駅11:49  12:05(快速マリンライナー27号展望グリーン席)→高松駅12:35 13:08(特急うずしお13号指定席・展望席ゲット)→徳島駅14:12 14:54(特急むろと3号自由席・展望席ゲット)海部駅16:20 折り返し 16:26(特急剣山9号自由席・展望席ゲット)→阿波池田19:14 19:35(特急南風21号グリーン席・展望席取れず)→高知駅20:49 高知駅前ビジネスホテル1泊。

3日目 高知駅8:21(特急しまんと1号グリーン席・展望席ゲット)→中村駅10:04 折り返し 11:11(特急南風16号グリーン席・グリーン席に展望席なし)→岡山駅15:41(児島駅から岡山駅まではバースデイ切符対象外のため、車内で乗車券自由席特急券を購入、児島駅からグリーン席から自由席に車内移動する)。

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「写真:道後温泉駅」

2日目の朝、出発は松山市を走る路面電車の道後温泉駅がスタートです。路面電車も運転席の後ろ席をゲットし、運転台の景色を堪能しながら、松山駅を目指します。松山駅の喫茶店でモーニングを食し、9:15発岡山駅行き特急しおかぜ12号に乗車します。グリーン車はほぼ満席。残念ながら展望シートはゲットならず。後方のシートへ着席し、通路側から顔を出して展望を楽しみます。松山駅の1番線は改札口を入って左側の1番線が宇和島行の宇和海号、右側の1番線が岡山行きのしおかぜ号が停車しています。同ホームに2つの特急が停車している光景がよくあります。これはJR四国管内全線でよく見られる光景で、信号赤・進路の保証がされていない区間に、別の列車を進入させる運転をしています。詳しくは知りませんが、ATSを切って運転するのでしょうか?信号機の代わりに誘導担当者が信号となり、旗を降って別の列車が停車しているホームの自停止位置まで誘導します。

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「写真:松山駅1番線ホーム。左が電車特急しおかぜ号、右が気動車特急宇和海号」

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「写真:松山駅構内の引上線。1線に2つの列車が入っている」

指定席ガラガラ、グリーン席ほぼ満席という異色な状態で9:15に発車したしおかぜ号は、瀬戸内海を車窓に振り子機能をフルに使用しながら右へ左へ車体を振りまくり快走します。しまなみ海道の3本のつり橋来島海峡大橋が左手に見えてくると北に向かっていた列車は南向きへ方向を変えます。日陰側だった窓が日向になりました。新居浜・伊予西条近辺の車窓は海ではなく、南は西日本最高峰石鎚山、北は四国最大の工業地帯を眺めながら走行します。今度は左手に瀬戸大橋が見えてきました。宇多津駅で高松行を切り離し、短くなったしおかぜ号は今回の旅2回目の瀬戸大橋を渡ります。

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「写真:特急しおかぜ号グリーン室」

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「写真:瀬戸大橋からの景色。水島港から三菱の自動車を運搬する大型貨物船が航行している」

一路本州へ渡ったしおかぜ号は、11:49児島駅に到着。JR四国の管轄はココ児島駅までとなっているので、この児島駅で折り返し、12:05発快速マリンライナー27号に乗車して高松駅へ向かいます。ホームからは瀬戸内海が見え、潮風が心地よく吹き込んできます。快速マリンライナー号の1号車は2階建先頭車両となっており、1階が普通車指定席、2階がグリーン指定席となっています。運転席後ろ4席のみ限定でパノラマシートとなっており、展望シートとなっています。ここもグリーン指定席となっています。今回はテーマの通り展望シートを予約しておきました。パノラマシートの名前にふさわしい眺めで、サイドに広がる海原風景もいいですが、瀬戸大橋の橋脚起動の景色もこのシートでなければ味わえないでしょう。

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「写真:快速マリンライナー先頭2階建てグリーン指定席・普通指定席車」

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「写真:快速マリンライナーのパノラマグリーン席」

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「写真:瀬戸大橋・下津井大橋(つり橋)軌道を走行中。軌道が円形になっているのがわかる」

12:35高松駅に到着しました。ここからは高徳線13:08発特急うずしお13号で徳島駅を目指します。このうずしお13号は2両編成のかわいい特急でグリーン席はありません。指定席も1両の半室のみでありますが、徳島よりに指定席が設置されていたので、展望シートを予約しておきました。カーブの多い高徳線でありますが、振り子2000系気動車は高速でカーブを曲がっていきます。線路のカントや車体の傾きを目で確認が出来るのも展望シートの醍醐味ではないでしょうか。

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「写真:N2000系気動車特急うずしお号」

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「写真:吉野川橋梁の展望 日本三大橋梁の1つで全長949mある立派な橋梁」

大坂峠を越えたうずしお号は板野を通過、レンコン畑の中を走行し、吉野川橋梁を渡り、これから阿波踊りで盛り上がりを見せる、14:12徳島駅に到着しました。徳島駅前に行き付けの徳島ラーメン「麺王」があり、今回も昼食代わりに立ち寄りました。豚骨醤油味の徳島ラーメンはNAO君の好みの味で3玉も替え玉を頂きました。

徳島駅からは14:45発特急むろと3号に乗車し海部駅を目指します。この特急は全て自由席なので早めに並んで展望シートをゲットしました。このむろと号の車両は185系気動車で振り子機能がついていない車両です。カーブごとに速度制限があり、ブレーキ扱いを小まめに行います。起動上に草が生えており、草むらの中を走行しているように見えます。勢い余った木々の生長が著しく、車体の横をキーキーすれる音がします。森のトンネルを走行しているようにも見えます。これも展望シートから味わえる醍醐味でしょうか?!

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「写真:185系気動車特急むろと号」

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「写真:185系気動車特急むろと号の展望席。デッキが開放的で非常に前方が見やすい」

地図上では海寄りを走行しているように見える牟岐線ですが、牟岐駅~海部駅しか海岸線を走らないので、ほとんどが山川の景色となります。この特急むろと号は牟岐駅から終点海部駅まで各駅に停車する普通列車に変わります。牟岐駅からドッと帰宅学生が乗り込んできました。特急が通学列車に変貌します。少しだけ海の景色を楽しんですぐに16:20海部駅に到着しました。ココから2駅だけの阿佐海岸鉄道という第三セクター鉄道が延びていますが、今回は乗車せずに乗ってきた特急で折り返して帰りたいと思います。折り返しは16:26発の普通列車で海部駅まで走行し、そこから名前を変えて特急剣山9号阿波池田駅行きとなります。乗車するお客の数が少なかったのが幸いして、楽勝で展望シートをゲットできました。この特急も全車自由席となっています。来た道を戻る形で徳島駅を目指しますが、展望の景色は行きと帰りでは全く違うので退屈しません。

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「写真:海部駅に停車する阿佐海岸鉄道ASA-301号 元九州宮崎の高千穂鉄道の車両」

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「写真:今回は乗車していないが、阿佐海岸鉄道ASA-301号の前面展望風景」

17:53徳島駅に到着しました。引き続き特急剣山9号は徳島線に入り阿波池田駅を目指します。展望シートを狙って一番前で並んでいたおっさんが、NAO君が座っていたのを見ながらため息をついて後ろのシートに着席しました。夕方ともあり、通勤通学客で特急は超満員となりました。四国の特急料金は25km300円~と、利用しやすい設定となっており、特急列車は特別な列車ではないようです。四国では、ねぎやキャベツが入ったスーパーのビニール袋を持った買い物帰りのおばちゃんが特急に乗って帰る光景をよく見ます。

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「写真:夕暮れの阿波池田駅ホーム」

特急剣山9号は夕日を浴びながら、吉野川の河岸段丘を西に進みます。吉野川の川の幅が大変広いのが印象的です。駅ごとに徳島駅から乗車した通勤通学客を少しずつ降ろし、終点の阿波池田駅では数人の乗客のみとなりました。真っ暗になった阿波池田駅に下車をして、さらに特急南風21号に乗り換え2日目の目的地高知駅を目指します。展望シートのグリーン席を押さえましたが、外は真っ暗で、ガラスに車内の蛍光灯が反射してほとんど展望の景色を堪能できませんでした。疲れもあり、高知駅までグリーンシートをいっぱいに倒して熟睡。あっという間に20:49アンパンマンのマーチがホームのBGMで流れる高知駅に到着しました。2008年に高知駅舎は立て直され、県庁所在地にふさわしい立派な駅舎に生まれ変わりました。本日は駅から歩いて数分の所にある行き付けのビジネスホテルで2日目の疲れを取ることにします。

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「写真:高知駅前に立つ坂本竜馬、武市半平太、中岡慎太郎の銅像」

3日目の朝です。ビジネスホテルの朝食を済ませ、8:21発の特急しまんと1号中村行きグリーン車展望席に着席します。しまんと号ではグリーン車が連結されている列車が1日に1往復しか走っていないので貴重な列車と言えるでしょう。ここから窪川までは初日に通ったので2回目の乗車区間になります。

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「写真:発車を待つ特急しまんと号グリーン室展望席」

須崎を超え登り勾配を行き着くと窪川駅へ到着。ここからは、第三セクターの土佐くろしお鉄道の中村・宿毛線に入ります。このバースデー切符は土佐くろしお鉄道にも乗車できる便利な切符です。途中、予土線の分岐になる信号所を通過するとトンネルに入り、ループ線に入ります。この箇所も急こう配になっているので、トンネルで山の中をグルッと一回転する形で短区間に勾配を下ります。左手車窓に太平洋が見えます。

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「写真:土佐くろしお鉄道中村宿毛線の車窓から」

少し海岸線の車窓を堪能し、10:04終点中村駅に到着しました。駅前に足摺岬行きの路線バスが発車を待っています。乗りたいところですが、ここで折り返して岡山に帰らなければなりません。折り返しの特急まで1時間あるので、中村駅前を散策してみようと思いましたが、特に何もなさそうなので駅前の鰻屋「ひら富」でうなぎの蒲焼の駅弁を購入します。ここは注文を受けてから蒲焼きを焼いてくれます。中村駅へお越しの際はぜひともご購入をお勧めします。

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「写真:中村駅舎」

P7150432_2そうしている内に、11:11発特急南風16号の発車時間が迫ってきました。帰りももちろんグリーン車ですが、今度は展望車両が最後尾になるので展望景色は味わえません。しかし特製鰻弁当があるので、早速頂くことに!焼き立てなので、ほんわりやわらかで、いい香りでたいへんおいしいです。弁当3つくらいは食べれそうです。このバースデー切符は四国管内のみ利用可能で、岡山までこの特急に乗車する場合は、児島駅までグリーン車に乗車し、児島駅から別に乗車券、特急自由席券を車内で購入し、自由席に移動すればそのまま同列車に乗車したまま岡山駅まで帰れます。いったん児島駅で下車する必要はありません。

「上写真:駅弁四万十。焼き立てうなぎの蒲焼弁当1300円」

15:41無事岡山駅に到着しました。ご覧いただいたこれだけの行程を10000円(四国管内だけで計算)で乗車できるなら、バースデー切符を使わなければ損でしょう。四国を旅するならぜひとも誕生日月に四国へお越しください!

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2011/09/22

平成23年四国特急の旅 テーマ”展望席”№1

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Kippu0003_2平成23年7月13日~15日の3日間、JR四国の"バースデイ切符"を使用し、夏四国を満喫してきました。このバースデイ切符は、バースデイと名がつく通り、誕生日月の1ヵ月間3日間JR四国管内と土佐くろしお鉄道の特急列車のグリーン席、指定席、自由席、普通列車、JRの路線バスが乗り放題で1万円という超特価で販売されています。詳しくはJR時刻表ピンクのページJRトクトク切符コーナーを参照ください。

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「図:JR時刻表の後方ピンクページ編成表で確認できる。四国の特急全ての先頭車両端の席右側が展望席となっている。」

今回の旅のテーマは「展望」であります。JR四国の特急列車は全てが運転台に接する客室の妻壁がガラス張りになっており、運転室からの展望が、客席に座っていながら一望できる、「展望席」があります。どこが一番いい展望席になるかは運転台の後ろではなく、その横の席になります。写真を参照ください。

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「写真:特急南風号グリーン室1号車側の展望席。運転台の後ろ席C席は運転台と運転士が邪魔をして見にくい。その隣席AB席が展望に最適である。」

まず展望席が何号車の何番席であるかを予め調べておく必要があります。号車はJR時刻表の後ろピンクページにある編成表で確認できます。瀬戸大橋線・四国内各線の特急編成表を確認すると、編成の両端に展望席があります。指定席・グリーン席・自由席と様々なパターンがあります。時刻表では、何番席が展望になる席かが判断が付きません。自由席の場合は、運転台に近い出入り口に並ぶか、指定席の場合は、切符購入時に窓口で口頭で趣旨を告げれば、席を指定して購入することができます。

計画が立てられたら、最後に切符の購入となりますが、ここで問題が発生します。このバースデイ切符はJR四国管内のみどりの窓口もしくは旅行会社でしか購入することができません。方法としては、事前に四国に行って購入しておくか、旅行初日にJR四国管内の初めの駅で下車して購入する方法があります。それまでの交通費は別途必要となります。事前に調べておきましたが、JR四国管内の初めの駅であるJR児島駅では、四国の切符は扱っておりません。切符が購入できる初めの駅は、坂出駅か宇多津駅となります。

旅行出発日の13日、岡山駅をマリンライナーで出発します。バースデイ切符は坂出駅で購入しますので、岡山駅から坂出駅までは別途乗車券を購入します。予めJ-WESTカード(JR西日本の会員クレジットカード)でマリンライナーのグリーン指定席券を予約しておいたので切符を自動券売機で発券し、2階建て車両の2Fへ乗車します。J-WESTカードでマリンライナーのグリーン指定席を事前に予約しておけば450円(通常の半額)で乗車可能です。

瀬戸大橋を渡り、坂出駅に到着しました。ここで下車し、バースデイ切符を購入します。指定席、グリーン指定席の列車名・乗車区間・時間を予め記入した紙を係員に見せるとスムーズに切符の購入ができます。あとは係員に展望席に位置する場所を告げて、指定席の場所を指定してあげます。

今回の乗りまくり旅の旅の行程です。

1日目 岡山駅10:23(快速マリンライナー21号)→坂出駅11:028(切符購入) 11:30(快速南風リレー号)→宇多津駅11:34  11:44(特急南風7号グリーン席・展望席取れず)→高知駅14:53  15:02(特急あしずり3号・指定席・展望席ゲット)→窪川駅14:53 15:02(普通)→宇和島駅17:52 18:08(特急宇和海24号・指定席・指定席に展望席なし)→松山駅19:29 道後温泉に1泊。

2日目 松山駅8:07(特急しおかぜ12号グリーン席・展望席取れず)→児島駅11:49  12:05(快速マリンライナー27号展望グリーン席)→高松駅12:35 13:08(特急うずしお13号指定席・展望席ゲット)→徳島駅14:12 14:54(特急むろと3号自由席・展望席ゲット)海部駅16:20 折り返し 16:26(特急剣山9号自由席・展望席ゲット)→阿波池田19:14 19:35(特急南風21号グリーン席・展望席取れず)→高知駅20:49 高知駅前ビジネスホテル1泊。

「2日目№2の旅日記へリンクしています↓」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/232-5934.html

3日目 高知駅8:21(特急しまんと1号グリーン席・展望席ゲット)→中村駅10:04 折り返し 11:11(特急南風16号グリーン席・グリーン席に展望席なし)→岡山駅15:41(児島駅から岡山駅まではバースデイ切符対象外のため、車内で乗車券自由席特急券を購入、児島駅からグリーン席から自由席に車内移動する)。

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「写真:高知駅手前で前方に別の特急列車が!」

最初に乗った南風号はグリーン席はゲットできましたが、展望席に当たる最前列の右側は取れませんでした。2列目に着席します。首を伸ばせば十分展望風景を堪能できます。しかし一向に展望席にお客が乗車する気配もなく、空いたまま阿波池田駅を発車します。当面お客が来ないことを見込んで席を移動して展望を堪能します。高知駅の数キロ手前で運転台のATSチンベルがキンコンなり、赤になった閉塞信号機の手前で緊急停車してしまいました。前の閉塞軌道に別の特急列車が停車しています。当列車から乗務員が降りていき、前の列車まで走って行って乗り込んでいきました。直に前の列車が発車し、続いて当列車も発車。15分遅れで高知駅に到着しました。前を走っていた特急列車が前方の踏切の警報装置が作動したのを感知して停車したことが判明し、高知駅で駅弁を買えずすぐに、接続の特急あしずり号に乗り換えました。こんな前方のハプニングを見学できるのも展望席の醍醐味ではないでしょうか?!人身事故であれば最悪ですが・・・

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「写真:展望席で邪魔するのが、写真にも見える黒い箱。以前は設置されていませんでしたが、最近設置されたようです。通路側の席に座るとかなり邪魔です。」

次に乗り換えた特急あしずり号は、遅れを取り戻すかのように曲がりくねった単線区間を振り子機能を十分に生かしながら快走します。この列車にはグリーン車がないため、指定席に乗車します。幸い、指定席側に展望シートがあるので、そこをゲットすることができました。須崎駅から窪川駅まで急こう配を上がります。トンネルとトンネルの合間に土佐湾の大海原を見ることができます。

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「写真:予土線普通列車の展望。ロングシートの端に座ると前方や後方がまじかで見れるシートがある。」

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「写真:予土線普通列車からの前面展望。横目に四万十川が十分に堪能できる」

窪川駅に7分遅れで到着しました。ここから予土線に乗り換えします。ここも数分しか乗換時分がなかったので駅弁を購入することができませんでした。腹ペコです。予土線は特急が1本も走っていないので普通列車に乗車します。四国を1周する場合、この予土線がネックとなります。なにせ、1日の宇和島~窪川直通普通列車運転本数は6本しかなく、この予土線を中心にして乗りまくりの計画を立てなければなりません。しかし、多客時期には日本最後の清流四万十川を車窓から堪能できるトロッコ列車が走行していますので、ご確認ください。もちろんバースデイ切符でも乗車できます。

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「写真:2000系気動車の試作車「TSC」。現在も旅客車両として現役で活躍中。左に見えるのが津波が到達する可能性のある個所に設置されている標識。JR四国ならではの津波対策である。展望席に座ると沿線の設置箇所が確認できた。」

宇和島駅に到着しました。ここから特急宇和海に乗車します。3両編成の車内は、帰宅サラリーマンと学生で超満員。指定席券を購入しているので慌てませんでしたが、特急というよりは、通勤快速のような風景です。四国の特定自由席特急券制度(25km以下310円・50km以下510円)という急行券並みの格安料金と、普通列車の運転本数少が特急の乗車率をアップさせていると考えます。普通列車であれば3時間ほどかかる、宇和島~松山間を1時間余りで走行し、特急宇和海は松山駅に到着しました。今日はここで終了し、路面電車に乗り換え、道後温泉で1泊しました。

展望席№2へ続く!

「2日目№2の旅日記へリンクしています↓」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/232-5934.html

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「写真:予土線江川崎駅に停車するキハ54系気動車。日本一長いと言われるロングシートを備えた車両。トイレ設備がないので停車時分の長い駅のトイレを利用するのがコツである。」

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「写真:上写真のキハ54系気動車の車内。」

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2011/04/09

車に引かれそうな危険な駅

日記の前に・・・・この度平成23年3月11日の東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げると共に、被災された皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興を遂げますようお祈り申し上げます。

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「写真:岡電岡山駅前電停で路面電車と娘を記念撮影」

 駅と言えば電車に乗るための場所である。安全に列車に乗降するための場所であることは言うまでもないが、そんな常識を覆す危険な駅が岡山市内にある。場所は岡山電気軌道という路面電車の駅だ。路面電車にもちゃんとプラットホームが備えられた駅がある。駅というか路面電車の場合は「電停」と言うほうが正しいかも。岡山電気軌道(岡山では岡電(オカデン)と言うのでこれからは岡電と書く)どれほど危険な駅なのかを体験しに行ってきた。今回はそんな、しょうもねー(岡山弁でつまらないという意味)駅の旅日記だ!

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「写真:門田屋敷電停付近の陸橋で撮影」

026_2平成23年3月8日の小春日和、娘と映画ドラえもんを見るために岡山駅に向かった。映画は11時からであったのでついでに危険な駅を取材するために、娘と岡電路面電車に乗る。岡電の路面電車は2線(東山線・清輝橋線)とあり、線路総延長たった4.7kmと日本一路線が短い路面電車である。そのため、終点まで乗っても10分程度でついてしまう。今回の危険な駅は東山線の沿線に存在するので、東山線に乗車する。 列車は桃太郎通りを東に進み城下電停から90度右にカーブして南に向かう。西大寺町電停からさらに左へ90度カーブを曲がり、旭川を渡る京橋を超えた場所に危険な駅「小橋電停」がある。下車するときの車内放送で、降りる際、車に気を付けてお降り下さい!などと言う。降りてビックリ!ホームがない。そして横からバイクが!!

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「写真:小橋電停に停車する路面電車、道路の真ん中に停車する。プラットホームがない!」

実はこの駅、道路の真ん中にホームにあたるスペースがあり、緑色で塗り分けられている。通常は道路として、電車が停止したら段差のないホームになる。もちろんその横を車もバイクも自転車も走行してくる。隣の電停「中納言電停」も道路上に路面電車のホームがある。それはスペースが足りないため、やむなく道路の上に電停スペースを確保するしかなかった場所で、こういったパターンの危険な駅が存在する。実際、小橋電停で路面電車を待っていた乗客が車に跳ねられる事故も起こっている。さすがに列車を待つのは路側帯で待機し、列車が電停スペースに停止してから電車に乗り込むといった具合で乗車するのだ。NAO君が帰りに乗車した時も、実際赤信号で停止している車の列をかき分け、娘の手を引いて左右を確認しながら乗車したのは言うまでもない。

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「写真:緑色のエリアが小橋電停。電車がいないときは道路と化す」

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「写真:路側帯で待機し、電車が到着してからホームに向かうのが安全」

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「写真:隣の中納言電停、ホームを車が走行している」

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「写真:これも中納言電停、角度を変えて撮影」

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「写真:左の黄色い矢印の信号が路面電車の信号機。信号機が点灯したら電車は交差点を右折できる」

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震災後の自粛ムードについて

この度平成23年3月11日の東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げると共に、被災された皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興を遂げますようお祈り申し上げます。

現在NAO君は岡山に住んでおりますが、私も仙台生まれの東北人の端くれです。こんな時ではありますが、私は旅行をすることで、経済効果をもたらし、日本経済全体が活性化することで被災者の方や東北の皆さんに還元できればと考えています。こんな時に旅行なんて!と不謹慎扱いされるかもわかりませんが、旅行・観光業界は今、未曾有の危機に直面しています。どこも同じでありましょうが、私も鉄道関係の仕事をする人間にとってこれ大問題であります。こんな時だからこそ、自粛ではなく、今できる人間ができることをやるために、NAO君は旅行をし続けます。そしてその旅の楽しさをこの「NAO君旅日記」で発信していきます。このままでは旅行・観光業界は震災の第2、3次被害者となってしまいます。みなさんも自粛ムードではなく、お金を使い経済を活性化することで、被災者に還元して行こうではありませんか!がんばれ日本!がんばれ旅行業界!

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2011/02/18

韓国満喫の旅 No.3 KTX乗車記

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「写真:ソウル駅に停車するKTX、奥が新型車両「山川(サンチョン)」

平成23年1月19~22日の4日間、極寒の韓国へぶらり旅をしてきました。今回の目的は、韓国と北朝鮮との軍事境界線に位置する「板門店」を訪問することと、韓国鉄道公社が誇る高速鉄道「KTX」、「セマウル号」に乗車することです。今回の日記は高速鉄道「KTX」の体験日記となります。

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「写真:プサン駅正面と、広いコンコース」

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「画像:KTXの乗車券」

P1220595平成23年1月22日韓国満喫の旅も残すところ最終日となってしましました。本日の行程は釜山駅からソウル駅まで韓国の新幹線「KTX」に乗車しようと思います。釜山駅を利用するのに大変便利な「東横IN プサン駅前」を9:00に出発。駅は目の前なので大変便利です。今回乗るKTX124号は10:00発ソウル駅行きです。多少時間があるので釜山駅構内を探検します。もちろんここも改札口がないので、いち早くホームに降りて列車の撮影をします。「写真:正面が東横イン、左のガラス張りがプサン駅」

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「写真:プサン駅に停車するKTX124号ソウル行き」

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「写真:KTX乗車口(特室)ホームが低く、車内までは段差がかなりある」

韓国版新幹線KTXは、フランスのTGVを輸入した車両となっています。編成は20両と長編成でありますが、全長388mと日本の東海道山陽新幹線の16両編成より短いのです。動力は先頭と最後部の電気機関車方式で、これも日本の新幹線のフルモーター電気車と違います。

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「写真:一般室と座席、回転しない固定簡易リクライニングシート。狭い!」

車内に入ってみましょう。一般室(2等車イルバンシル)は横に2&2シートで中央を向き合いに固定式となっています。ということは半分の乗客は反対方向を向いて乗車することになります。シートの間隔は非常に狭く感じます。グリーン車のようなセマウル号の普通車に乗りなれた乗客には受け入れられないでしょう。実際クレームが絶えないそうです。実際、頻繁に方向転換をするヨーロッパの鉄道方式に合わせて製造された車両をそのまま導入したので仕方ないのかもしれません。

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「写真:特室と座席、ゆったりした回転リクライニングシート。普通車より4割ほど高いが、せっかくのKTXの旅なので特室をお勧めします」

P1220606特室(1等車トゥッシル)に行ってみます。ここは横に2&1シートで回転リクライニングシートで、すべてが進行方向にセットできます。大変ゆったりとした日本のグリーン席と同等と言ってもよいでしょう。デッキには特室利用客専用の自動販売機があります。販売と言っても水のみでお金を入れなくてもボタンを押すとタダでゲットできます。今回は確実に進行方向に座ることができる、1等車のチケットを購入しました。「写真:自動販売機。横に新聞やスナックが置いてある。無料!」

10:00になり定刻に124号は釜山駅ホームを発車しました。特室4号車は超満員です。すぐに長いトンネルに入り、新しい高架のKTX専用線を走行します。というのも、平成22年11月に東大邱駅(トンテグヨク)から新慶州駅(シンキョンジュヨク)を経由して、プサン駅に至る新ルート(KTX専用線)が開通しました。それまでは東大邱駅から京釜線(キョンブソン)(在来線)を走行してプサンに向かっていました。しかし新慶州経由の専用線が開通したことで、2時間40分掛かっていたソウル~釜山間が2時間8分(最速列車)で結ばれるようになり、大変便利になりました。昨日はセマウル号で5時間掛かりましたから、KTXの速さを身に染みて体感できるでしょう。

客室乗務員が特室乗客に無料のスナック菓子とミネラルウォータを配っています。車内販売員も時に通過していきます。しかしセマウル号のようなビュッフェはありません。通路上に設置されているモニターに只今300kmと記されています。

P1220623_2まもなく東大邱駅に到着しますが、KTXは在来線に降り、在来線の東大邱駅に到着します。日本人の新幹線の感覚だと、新幹線は全て新幹線専用軌道を走行し、新幹線専用駅に入駅するものだと思っていましたが、そこはKTX。在来線をそのまま走行できるメリットから、駅は在来線と共有できるのです。昨日出発したソウル駅も、在来線のセマウル号やムグンファ号と同じホームにKTXが入線していました。KTXは在来線も高速線も走行できるメリットから、駅も共有できるので建設コストが非常に安くできるのです。ここに日本の新幹線は走れないでしょう。ここが日本の新幹線方式ととフランスのTGV方式の大きな違いです。あと日本の新幹線車両は全て専用線を走行するので踏切がありません。よって踏切事故を想定した先頭車両の構造になっていません。しかしTGVは先頭車が電気機関車なので大変重量があり衝撃に耐えられる構造です。韓国のKTXは在来線を走行するので踏切事故は避けて通れない課題です。そこに日本の新幹線の弱点があるのでしょう。韓国では残念ながらTGV方式が採用されました。

在来線を走行し大邱駅へ停車して、またKTX専用路線を走行します。在来線走行時は高速運転はしません。専用線は高架になっているので景色を十二分に楽しめます。専用線に並行して走っている在来線の京釜線にKTXが走行しています。KTXにはいろんな運用があるようです。

大田駅(デジョンヨク)を過ぎたあたりから、黒い雲が出てきて外は雪が降ってきました。この韓国満喫の旅で初めての雪です。韓国は大陸からの乾燥した空気が入り込むので比較的雪は降りませんが、月に数回数十センチの雪が降ります。しかし外は常に零下なので解けずに道路や街路樹の隅に黒々しく氷の塊でいつまでも残っています。

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「写真:ソウル駅に到着したKTX」

P1030924KTX124号はソウル特別市へ入りました。63ビルを眺め、漢江(ハンガン)を渡り、ソウル駅到着まじかの車内放送が流れます。4分遅れの12:35無事、ソウル駅へ到着しました。この列車は最速列車ではないので2時間30分掛かりましたが、あっと言うまの海外初の高速鉄道乗車体験となり、晴れ々した気分です。ソウル明洞の宿に荷物を預けていたので、ソウル駅から歩いて明洞(ミョンドン)に向かいます。その途中に南大門市場(ナムデムンシジャン)で韓国最後の食事をしました。「写真:南大門市場で食べたビビンバと冷麺」

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「写真:仁川国際空港18番ゲート付近」

P1220657仁川国際空港までは、ロッテホテルソウル明洞前からコリアンエアーリムジンバスに乗車しました。1時間ほどで空港へ到着。18:40発KE747便で岡山空港へ向かいます。帰りは飛行機がジェット気流に乗るために行きより20分ほど早く到着します。真っ暗な北朝鮮の領土がある方向に向けて747便は飛びたちます。すぐに機体は右側へ旋回します。左側の窓の外は光のない暗黙の世界が広がっています。すぐそこは北朝鮮領土です。機体を東に向けて5分ほどでソウルの街の上を飛行します。ボヤけて写真に収められませんでしたが最高の景色です。ソウルタワーや63ビルが小さく光っています。ソウル駅の広場も見えます。漢江に沿った高速道路を何百万台の自動車が走行し、黄色と赤色のラインが果てしなく遠くまで連なっています。また来るよ!ありがとう韓国!

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「写真:63ビルの展望デッキで撮影」

「韓国満喫の旅 No.1 板門店体験記 リンク↓クリック!」

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「韓国満喫の旅 No.2 セマウル号乗車記 リンク↓クリック!」

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2011/02/05

韓国満喫の旅 No.2 セマウル号乗車記

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「写真:ソウル駅」

平成23年1月19~22日の4日間、極寒の韓国へぶらり旅をしてきました。今回の目的は、韓国と北朝鮮との軍事境界線に位置する「板門店」を訪問することと、韓国鉄道公社が誇る高速鉄道「KTX」、「セマウル号」に乗車することです。今回の日記は「特急セマウル号」の体験日記となります。

「韓国満喫の旅 No.1 板門店訪問記 リンク↓クリック!」

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Kippu0007_2昨日は軍事境界線の板門店を見学しました。本日はソウル駅から特急列車セマウル号に乗車してプサン駅を目指します。韓国国鉄といえば「KTX」でしょう。平成22年11月1日より高速化が強化され、ソウル駅~プサン駅間は最短2時間8分で結ばれるようになりました。そんな高速化が図られたソウル~プサン間にまだセマウル号が走っています。今回は行きを京釜線のセマウル号に乗車して釜山に向かって1泊し、帰りをKTXに乗車してソウルに帰る計画を立てました。切符はソウル駅でも買うことができますが、今回は旅館に近い地下鉄「市庁駅」の地下にある旅行センターで前日に購入しておきました。時刻は書店で時刻表を購入し、最新の時間を下調べしておきました。「写真:韓国の時刻表22年12月号」

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「写真:ソウルからプサンまでのセマウル号の切符」

平成23年1月21日朝9時に宿を出て、ソウル駅まで徒歩で向かいます。途中大韓民国、国宝第1号崇礼門(スンネムン)通称、南大門(ナムデムン)を拝見します。といいたいところですが、2008年2月の放火事件で全焼し、只今再建工事が行われています。囲いがされていて見ることができません。

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「写真:国宝第1号崇礼門(スンネムン)通称、南大門(ナムデムン)」

崇礼門から歩いて10分でソウル駅に到着しました。新旧の駅舎が横一列に並んでいますが、向かって左側の新駅舎が現在のソウル駅で、レンガ作りの東京駅舎に似た旧駅舎は現在使用されてなく、保存されるために修復工事が行われ、2011年中に「ソウル駅文化館(仮名)」に生まれ変わるそうです。

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「写真:右が旧ソウル駅舎、左奥が新ソウル駅舎」

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「写真:ガラス張りの立派な新ソウル駅舎」

駅正面に向かうと2Fに登る階段があがると、駅の広大なコンコースとなります。切符を買うのも、待合所も改札口のような場所もすべて2Fとなります。入ったすぐ左側が切符を買う窓口となります。切符自動券売機がありますが、韓国発行のクレジットカードしか利用できないので、外国人は必然的に窓口へ並び切符を購入することになります。日本語は通じないので、紙に書いて購入するか、改札口より左奥にインフォメーション(日本語可)に質問して、紙に書いてもらう方法がよいでしょう。

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「写真:ガラス張りのソウル駅舎正面階段を上がり、駅舎に入ったところの広場。写真でいうと右側が、切符を販売している窓口。」

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「写真:日本でいう改札口の場所に当たる。地下鉄を除いて韓国鉄道公社の駅には改札口がない。自由にホームへ出入りできる。この乗車場左側にインフォメーションがある。」

韓国の鉄道は、KTX(日本で言えは新幹線)、セマウル(特急)、ムグンファ(急行)、ヌリロ(準急)という4種類がありますがすべて指定席となっています。自由席はありません。そのため、改札口という場所はありません。改札口にあたる箇所は、乗車場、到着と書かれているのみで、誰でも自由に列車が発着するホームに降りることができます。観光で列車の写真だけ取りたい人は、列車に乗る顔をしてそのままホームに降りて列車の写真を収めることも可能でしょう。検札は車掌が売れている席を端末で確認し、着席している客を目視するだけで、検札は一切ありません。なんと合理的でしょう!日本のJRは自動改札口に切符を投入して、さらに車内で検札があり、韓国国民が日本の電車に乗ったら、さぞかし面倒くさいでしょうね!

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「写真:KTX新型韓国国産車両(山川・サンチョン)」

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「写真:回送中のムグンファ号」

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「写真:新型車両の200000型ヌリロ号。日本製の電車車両です。」

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「写真:今回乗車するセマウル号」

P1210508_3 今回NAO君が乗る列車は、ソウル駅発10:55発、プサン駅15:57着のセマウル1003号です。出発時間の約15分前にホームに降ります。既に列車はホームに入線しています。シルバーのステンレス車両です。車両の両端が気動車エンジンを搭載した機関車に、客車(付随車)が挟まれた構造です。見た目は日本の気動車のように各車両の床下にエンジンが搭載されているように見えますが、機関車が客車を引っ張る構造となっています。隣のホームを見ると、KTXが停車しています。KTXもセマウル号もムグンファ号も同じ路線と駅を活用しています。日本の感覚だと、在来線と新幹線は全然別物という概念なので、不思議な感じを受けます。あとホームが低い、低い!この高さなら、ホームから落ちてもすぐに上がれます。日本はホームの高さがあるので、一度転落すると、足を骨折したり、すぐに上がれなかったりするので、ホームが低いのも安全でよいのかもしれません。しかしバリアフリーには対応していないので、列車の乗り降りは、係員に申し出る必要があります。

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「写真:セマウル号普通座席。広さ、座席の設備は日本のグリーン車並み」

セマウル号の普通座席は非常に空間に余裕を持たせた構造で、日本でいえばグリーンシート並みの快適さです。KTXは座席が狭く、回転しない車両が大半なので、少しは時間がかかっても、KTXに乗らずに安くて快適なセマウル号を選ばれる乗客も多いのだとか。

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「写真:漢江鉄橋を渡りながら63ビルを撮影した」

出発時間になりました。客車だけあって車内はかなり静かです。ソウル駅を出た列車は、普通列車やKTXとすれ違いながら、漢江を渡ります。流氷が漂うように極寒の漢江は氷りついています。昨日訪れた63ビルをまじかに見ながら列車はソウル郊外へ出ていきます。ハングルの看板が派手だったりする以外は、パッと見た車窓は何ら日本と変わらない田舎風景が続きます。時にKTX専用線高架と並行したり、下を潜ったりします。

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「写真:セマウル号からの車窓」

P1210555_2大田駅(デジョンヨク)12:49を過ぎたあたりで、昼が過ぎたのでビュッフェに行って弁当を購入することにしました。昔はここは食堂車だった車両です。本当は食堂車で食事をする予定でこの車両に来たのですが、売店に代わっていたのでびっくりしました。以前乗車した時の「プルコギ定食」が食べれるのを楽しみにしていたのですが残念です。7000W(だったと思う)の弁当を購入し、ビュッフェの長机で車窓を楽しみながら頂くことにします。あまり美味しいものではありませんでした。これならソウル駅の売店で駅弁を購入しておけばよかったです。「写真:ビュッフェの駅弁」

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「写真:セマウル号のビュッフェ、他にマッサイージチェアーやカラオケボックスがありました。」

大邱駅(テグヨク)14:31を30分ほど走り、洛東江が左車窓に見えてくると、蔚山(ウルサン)、そしてプサン近郊の高層マンション群が見え始めます。5時間2分のセマウル号の旅の終焉です。16:01、4分遅れで無事プサン駅に到着しました。プサン駅も10年前とは大変身し、大変きれいでわかりやすい駅となりました。ガラス張りの曲面ガラスが印象的で、コンコースへ上がる大階段が印象的な駅です。広大な駅前広場は公園となっており、地元人の憩いの広場となっています。

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「写真:プサン駅」

本日の宿はプサン駅すぐ隣の「東横イン」です。日本直営のおなじみ駅前ビジネスホテルで、サービスは日本と同等です。室内アメニも日本と同じなので、韓国にいることを忘れさせてくれます。電気製品も100Vが使用できます。

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「写真:国際市場の屋台でおでんと巻き寿司を食べる」

P1210589_2 部屋に荷物を置いて、タクシーに乗りプサンタワーの近所にある「国際市場」へ行きました。ここはプサンの卸売問屋が650件以上集まったショッピングのメッカです。業者が仕入れに訪れるのはもちろん、個人客も買い物ができ、それも大量に安く仕入れることができるので観光客にも重宝です。お土産はここで仕入れたいと思います。某デパートや空港等で同じものを販売していますが、市価の2~3割ほど安く購入できます。しかし、日本語で話しかけてくる土産屋とかは、日本人とわかると、安いよ!と言いながら値段を倍以上吹っかけてきます。値段交渉をするなら、言い値の半額から交渉するのがポイントです。言い値で購入すると絶対損をします。店を見てわかると思いますが、ほとんど商品に値段が明記されていません。人をみて、お金を持っていそうな人には値段を吹っかけれるような仕組みになっています。

明日はKTXに乗車してソウルに帰ります。次回に続く!

「韓国満喫の旅 No.3 KTX乗車記 リンク↓クリック!」

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2011/01/30

韓国満喫の旅 No.1 板門店体験記

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平成23年1月19~22日の4日間、極寒の韓国へぶらり旅をしてきました。今回の目的は、韓国と北朝鮮との軍事境界線に位置する「板門店(パンムンジョム)」を訪問することと、韓国鉄道公社が誇る高速鉄道「KTX」、「セマウル号」に乗車することです。今回の日記は「板門店」の体験日記となります。

平成22年11月23日午後2時過ぎ、韓国延坪島(ヨンピョン島)に対する北朝鮮による砲撃事件が発生しました。韓国の旅行を計画していた時期です。これは旅行はやばいかな!と感じました。確かにその時期は、板門店ツアーの申し込みが中止されていましたので、計画から外していたのですが12月初旬には板門店ツアーの申し込みが再開された模様で、1月の計画が発表されたすぐに申し込みを行いました。

板門店に行くには、韓国専門の旅行ツアーに申し込まないと個人では行くことができません。実際、ツアーの実施日は平日のみで、月に20日程度しか設定されていないうえに、情勢が少しでも悪化すればすぐにツアーは中止されてしまします。今回韓国個人旅行を計画するに当たり、非常に情報が豊かなサイトがありましたので、ご紹介します。板門店ツアーもここ(ネット上)で予約できます。

「KONEST」(韓国情報サイト・非常に詳しく、わかりやすく構成されているのでお勧めです)

http://www.konest.com/data/home.html

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「写真:岡山空港を出発!」

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「写真:仁川空港に到着したKE748便」

平成23年1月19日天気は快晴!岡山空港9:40発コリアンエアーKE748便でいざ、ソウルは仁川(インチョン)空港へ飛びます。11時20分無事仁川空港へ着陸し、路線バス(コリアンエアーリムジンバス)でソウルの中心、明洞へ向かいます。明洞(ミョンドン)から西へ500mほど行った所の安宿「大祐旅館」にチェックインし、日中は明洞や、南大門市場を散歩します。夜は、光化門ホールで開催された「韓国民伝統演劇(PAN)」を観賞しました。

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「写真:景徳宮(キョンボックン)の城門、「光化門(クヮンファムン)」」

P1200358_21月20日ついに板門店に出発します。個人旅行ですが、板門店はツアーに申し込まないと行くことができません。ツアーの集合場所は、「ロッテホテル明洞本館6Fの大韓旅行社」です。10時にバスが出発します。バスは一路高速道路を北に向かいます。「漢江(ハンガン)」が見えますが、凍っていてぶつかり合い盛り上がって流氷のようです。外は氷点下5度です。最初に、「汶山(ムンサン)」にある「統一公園の碑」を見学し、昼食をとります。メニューは「プルコギ定食」でした。辛くない甘い味付けの肉汁鍋で非常においしくいただけました。

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「写真:汶山(ムンサン)で食べたプルコギ定食」

昼食後、「臨津閣(イムジンガツ)公園」へ向かいます。ここは朝鮮半島統一を願って立てられた公園です。一般の韓国人もここまでは許可なく来ることができます。軍事境界線まであと7kmの位置です。対岸は「非武装地帯」となっています。臨津江岸壁には鉄条網が引かれ、国境ではないのですが休戦状態(戦争中)であることを生々しく物語っています。 展望台へ上がります。臨津江に掛かる左側の鉄橋が京義線、右側の橋脚跡が、旧京義線の廃線跡です。朝鮮戦争で旧線の鉄橋が破壊されましたが、2000年の南北長官級会談で本線が再建設されましたが、現在は北との情勢悪化で運休中です。

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「写真:臨津閣(イムジンガツ)公園展望台から北朝鮮側を眺める。川は臨津江。左側の鉄橋が京義線、右側の橋脚跡が、旧京義線の廃線跡」

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「写真:臨津閣(イムジンガツ)公園の旧京義線廃線跡に置かれている「トマ2型蒸気機関車」非武装地帯に放置されていたものをここまで運んできて展示している。朝鮮戦争で銃撃を受け、車体のいたるところに銃弾を受けた痕跡が多数わかる。これも朝鮮戦争の悲劇を現在に物語っている」

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「写真:奥の橋が統一大橋、手前に鉄条網と見張り小屋があり、緊張感が漂う」

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「写真:奥に見える山並みは北朝鮮領土の山並み」

再びバスに乗り込み、ついに非武装地帯のエリアに入ることになります。臨津江にかかる「統一大橋」を渡ります。ここで国連軍の兵士によるパスポート提示が求められます。ここからは撮影禁止区域となるため周りの景色を写真で撮影できません。しかし添乗員の指示で一部写真撮影が認められた区域があるのでその部分の緊迫した画像をご紹介します。統一大橋は片側二車線の立派な橋ですが、バリケードが至る所に設置されており、緊張感を煽り立てます。

橋を渡ると普通の農村風景となりますが、誰1人歩いてもいないし、車も1台も走行していません。しかし畑は人の手が入っているようです。この非武装地帯、普通に韓国国民が生活しています。驚きですが、戦争前から住む住民の村があり、現在も生活しています。しかし特別区域のため免税なのだとか。そして外出できる時間、畑を耕せる時間に制限があり、住みにくいことは確かでしょう。しかし買い物等は統一大橋を渡ってソウル近郊にも買い物に行けるそうです。

軍事キャンプ設置されている「キャンプボニファス」に到着します。ここで第2回目のパスポートチェックがあり軍専用バスに乗り換えます。ここでバック等の荷物は全てバスに置いていく必要があります。カメラはケースから出していけば持参できます。ここで20分ほど板門店、朝鮮戦争についてのパワーポイントによる説明があり、「板門店で何事があっても責任は追及しません」と書いた書面にサインをさせられます。

ついに板門店に到着しました。非常に緊張感があります。ここはまだ戦争が終結していない最前線の場所です。バスから降りたら2列に整列させられ、自由に行動することはできません。ここで注意されたことは、北朝鮮軍に手を振ったり、指をさしたり、大声で笑ったり、しゃがんだりすると攻撃する口実を与えるとのことで禁止されています。

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「写真:板門店の軍事停戦委員会本会議場の建物の内部に入ります」

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「写真:中央の大きなテーブルの中心に軍事境界線が引かれています。奥の扉の向こうは北朝鮮側の入り口となります。逃亡を警戒し、兵士が警備しています」

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「写真:これが奥の扉!今立っている場所は軍事境界線を越えています」

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「写真:中央のテーブル。このテーブルを境にして南北が交渉を繰り広げる」

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「写真:軍事停戦委員会本会議場の建物の内部から撮影した軍事境界線。北朝鮮側から撮影している。雪がある側が北朝鮮、雪かきをされている側が韓国」

写真や報道等でご覧になったことがあると思います、軍事停戦委員会本会議場の建物の内部に入ります。この会議場の中にはテーブルがあり、その中央に軍事境界線があるが、建物内の軍事境界線越えは認められています。窓から北朝鮮の領土をまじかに拝見できます。ここでは写真撮影が認められています。時間は10分ほどでしたでしょうか、「はい、ここまでです!」という添乗員の案内で、外へ出させられて、韓国側の自由の家から、北朝鮮側の「板門閣」の撮影が5分ほど認められます。ここから北朝鮮の兵士がこちらを双眼鏡で覗いているのが見えます。ここを北朝鮮やソ連からの亡命者が走り抜け、両国の銃撃戦が起こった歴史がある場所です。

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「写真:軍事停戦委員会本会議場から出たところから北朝鮮の板門閣を眺める」

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「写真:北朝鮮の板門閣を警備する兵士が見える。双眼鏡で2名、こちらを伺っている」

さらにバスに戻り、板門店の高台へ上がり、北朝鮮領土を一望します。韓国側より巨大な国旗掲揚台が見え、誰も住んでいない「宣伝村」の高層ビル群が見えます。北朝鮮側が韓国に向け、北朝鮮の繁栄を誇持するために建設されたことから、「宣伝村」と言われています。

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「写真:帰らざる橋。宣伝村は撮影不可」

最後にバス車窓から「帰らざる橋」を見学します。ただのボロボロな橋ですが、朝鮮戦争休戦後、南北で兵士の交換を行った場所です。一度渡ったら最後、帰ることが許されなかったことからこの名が付きました。まさしくこの橋の向こうは極寒の北朝鮮人民共和国があります。

これで全行程が終了し、「キャンプボニファス」に帰ります。板門店滞在時間は30分ほどでしたが、人生でこれだけ緊張したツアーは初めてです。それとともに、分裂した民族の悲劇を目の当たりにしました。一日も早く民族統一されることを祈るばかりです。

韓国満喫の旅 No.1 板門店体験記 おわり

「韓国満喫の旅 No.2 セマウル号乗車記 リンク↓クリック!」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/no2-5171.html

「韓国満喫の旅 No.3 KTX乗車記 リンク↓クリック!」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/no3-497c.html

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「写真:63ビル展望台からソウルタワー方面を撮影した」

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「写真:ソウル明洞で泊まった格安旅館(大祐旅館)1泊朝食付で3000円ほど。」

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2010/12/07

山陽・九州新幹線用車両N700系7000番台試乗日記

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Pc070123_3現在、九州新幹線は、熊本県の新八代駅から鹿児島県は鹿児島中央駅まで部分開通となっています。平成23年春に博多駅から新八代駅間がつながり、念願の九州新幹線全線が開通します。これで新大阪から鹿児島まで乗り換えなしで行くことができ、時間も77分短縮し、3時間45分、岡山からだと3時間で結ばれることになります。名前は、「みずほ、さくら、つばめ」に決定!それに備えて、山陽・九州新幹線用車両の試験走行が頻繁に行われ、山陽新幹線沿線で目撃することが多くなってきました。今日はそんな山陽・九州新幹線用車両N700系7000番台(S編成)の試乗に恵まれ、いち早く乗車してきました。

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「写真:指定席シート」

本日乗車した区間は岡山駅から広島駅間の往復です。 14:02岡山駅21番ホームに新車のN700系7000番台(S6編成)が入線してきます。色は白藍色といい、うすい青色をしています。5号車に乗車します。5号車は指定席に位置する場所で、2&2シートで700系ひかりレールスターの雰囲気を残しています。シートは濃菜種色の遠山模様が施され、指定席では初の背もたれと座面が連動してリクライニングする機能が備わっており、座席の密着性が向上して座り心地は抜群です。テーブルや妻壁には木材を使用した落ち着いた雰囲気を演出、和のもてなしを意識したデザインとなっています。

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「写真:グリーンシート」

6号車にあるグリーン車に行ってみます。半室構造となっており、半分が指定席となっています。グリーンシートは濃藍色で分厚い重圧感のあるデザインです。リクライニング時に腰部のサポート位置が変わらない座面・背もたれ連動シート(シンクロナイズド・コンフォートシート)、レッグレスト、ふわふわな枕を装備。座ったらそのまま眠ってしまいそうな密着感が、疲れを感じさせてくれません。これぞVIPに相応しい空間を演出しています。グリーン料金を払って乗る価値ありです。

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「写真:自由席シート」

3号車の自由席に行ってみます。シートは3&2で雰囲気は現在のN700系と変わりません。シートのモケットが2席と3席の色が違うのが印象的です。

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「写真:5号車のパウダールーム」

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「写真:5号車の女性専用便所内」

面白い設備があったのでご紹介します。5号車の洗面所の部分に、鏡だけの部屋(パウダールーム)が備わっています。従来は洗面所が2箇所ある内の1箇所をパウダールームとしています。全身を映せる鏡で列車を降りる際の身だしなみを整えることができるように設置されました。そのパウダールームの前に、女性専用の便所が設置されていました。内装はピンク色をしていました。これで女性のお客さんも安心して乗車できます。

車両は1編成8両編成で、1~3号車が自由席、4~6号車半室・7~8号車が指定席、6号車の半室がグリーン席となっています。全車禁煙で喫煙ルームが備えられています。全車M車(モーター車)でJR九州管内の30‰の急勾配でも対応できるパワーとブレーキシステムを備えています。

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ついに来年、この車両で鹿児島に行くことができます。楽しみです。開通しましたら是非とも乗車して九州に遊びに行ってください!開通は平成23年3月12日です!

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2010/10/19

新・餘部橋りょう 22.10.5現在

餘部橋梁りょうは、兵庫県美方郡香美町香住区余部、JR西日本山陰本線鎧駅 - 餘部駅間にある橋りょうです。赤色のトレッスル橋は雄大かつ堂々とした風格がありました。海岸線から70mの至近距離にあるため常時潮風を受け、特に冬季はウラニシという強い季節風が潮の飛沫を運んでくる条件下、100年間もの間、山陰本線の鉄道の路線として活躍してきました。そんな「餘部鉄橋」の愛称で有名だった餘部橋りょうは、老朽化に伴い2010年(平成22年)7月16日夜に運用を終了しました。約1ヶ月の運休期間を経て、2010年8月12日に2代目のコンクリートでできた余部橋りょうが開通しました。今回は新しく開通した餘部橋りょうを写真でご紹介します。

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「写真:海側から眺めた餘部橋りょう全景」(一部餘部鉄橋の鉄骨が残されているのが分かる)

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「写真:餘部駅に向かう上り坂で香住方面を望む」

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「写真:鉄橋脚の解体が今現在も続いている」

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「写真:新・餘部駅ホーム」(旧ホーム上に新ホームが建設され、山側を削って新たに線路がひかれた)

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「写真:旧余部鉄橋の路線が一部残され、新たな新線がその横に伸びる」

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「写真:トンネルはそのまま使用しているので、新橋りょうを真横で建設して、完成後横へスライドさせて結合したためにできた橋りょう部の曲がり」Pa050118

「写真:山側から餘部駅を望む」

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「写真:山側から香住方面を望む」

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「写真:海側から餘部駅方面を望む」(鉄橋が一部残されている)

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「写真:現在も旧鉄橋の鉄骨が解体されている」

Pa190001_3橋りょう下部の駐車場に餘部鉄橋に関する無人物品販売店があります。そこでは餘部鉄橋・橋りょうの写真や、文献、写真集が販売されていました。そこに、余部鉄橋の鉄骨の一部を切り取って販売していました。餘部鉄橋の功績をお守りにするために一部購入しコレクションに加えました。100年間大変お疲れ様でした餘部鉄橋!

下記のリンクは、工事前、工事中の餘部鉄橋を画像に収め紹介しています。クリックして一緒にご覧ください!

「NAO君旅日記:絶景!見納め餘部鉄橋!リンク」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_9375.html

「NAO君旅日記:工事中の餘部鉄橋写真集リンク」

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/211025-058d.html

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2010/09/02

阿佐海岸鉄道乗車記

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「写真:海部駅に停車するJR1500形気動車(左)と阿佐海岸鉄道ASA-301(右) 元高千穂鉄道の車両」

阿佐海岸鉄道は徳島県JR牟岐線の海部駅を起点とし、たった3駅8.5kmの短い路線の第三セクターの鉄道として地元の足として活躍しています。線名は「阿佐東線」と言いますが、牟岐線の延長のようなものです。この区間はJRが発行している各フリー切符に対応していないため、青春18切符や、四国フリー切符、週末乗り放題切符は乗車券を購入して乗車します。今回は海部駅が旅の出発地です。

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「写真:海部駅」

猛暑が続く平成22年8月3日、特急むろと1号と、4537D普通列車を乗り継ぎ、11:18海部駅に到着しました。相対式ホーム2面2線を有するりっぱな高架駅で反対ホームに到着折り返し運転する阿佐海岸鉄道の甲浦駅行き普通列車を待ちます。海部駅の北側に山がないのに、意味のないトンネルが見えます。

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「写真:海部駅北側にある町内トンネルは、当初は山を貫いていたが、宅地開発などによって山が切り崩された結果、構造物のみのトンネルとなった」

11:30列車が来ました。この列車は2008年廃止された宮崎県を走っていた第三セクターの高千穂鉄道から無償譲渡された車両のASA-301です。この列車は夏の間だけ運転される「天の川列車」仕様で、天井にLEDライトで天の川のようなライトアップをしています。トンネルが多いこの線を楽しむにもってこいのアイデアです。

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「写真:天の川列車がトンネルに入った時の画像」

11:34定刻に発車。すぐにトンネルに入ります。想像以上に涼しげな演出に感動する一瞬です。JR牟岐線は海岸線を走る線のように感じますが90%以上は内陸を走るのでほとんど海岸線の景色は拝めませんが、この阿佐東線では海岸線の景色をトンネルの合間に楽しむことができます。

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「写真:海部駅~宍喰駅間の車窓」

阿佐海岸鉄道中間駅「宍喰(ししくい)駅」に到着します。発車してすぐに阿佐海岸鉄道の小さな検修庫を見ながらすぐにトンネルに入ります。

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「写真:阿佐海岸鉄道の小さな検修庫」

P8030241トンネルを出るとそこは高知県。11:45甲浦(かんのうら)駅に到着。11分の短い阿佐海岸鉄道の旅は終わりました。終点の甲浦駅は立派な単式ホーム1面1線を有する高架駅です。まだ先に線路が建設されそうな勢いですが、その計画はありません。立派な駅前広場と宅地用敷地がありますが、開業してから全く家が建とうという気配もなく、草むらとなって放置されています。ここから室戸岬を経由して土佐くろしお鉄道終点駅「奈半利駅」まで路線バスが運行されています。

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「写真:甲浦駅車止め」

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「写真:甲浦駅舎 左側に室戸岬・奈半利駅方面のバス停がある」

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「写真:甲浦駅ホームに停車するASA-301」

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「写真:甲浦駅前広場 開業からずっと空き地」

始発駅を入れなければたった2駅区間、11分の小さな鉄道の旅ですが海ありトンネルあり山あり、天の川がありと楽しませてもらいました。ここまで来ること自体が大変ですが、一度乗車されることをお薦めします。

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新高知駅舎訪問記

P8020181_2平成22年8月2日、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で盛り上がる高知県は高知駅を訪れました。高知駅舎は平成20年2月26日新しく建て替えられました。前回訪れた時は、旧高知駅舎の解体中、前々回は旧高知駅舎を訪れ撮影を行いました。NAO君は高知が好きでよく訪れています。そこで今回は変わりゆく高知駅舎の写真をご紹介します。旧高知駅になじみがある方は懐かしい画像だと思います。

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「写真:新高知駅舎 撮影日平成22年8月2日」

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「写真:旧高知駅舎 撮影日平成18年12月26日」

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「写真:新駅舎のホーム。地元の杉材で作られたアーチ状の大屋根となっている。愛称は「くじらドーム」、大きさは、線路と平行する東西方面に60.9m、南北に38.5m、高さ23.3mで、杉のみではメンテナンス上問題があるため、外部にチタン亜鉛合金を使用している」

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「写真:旧駅舎ホーム 陸橋から撮影」

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「写真:旧駅舎の改札口」

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「写真:旧駅舎の正面口」

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「写真:旧駅舎の改札口横にあったお土産屋」

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「上2枚写真:旧駅舎の解体」

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「写真:最後に新高知駅舎 大変美しい駅である」

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2010/08/04

四国・予土線トロッコ列車「四万十トロッコ号」乗車記

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「写真:四万十トロッコ号」

四国の西部に位置する予土線(よどせん)は清流四万十川の上流部に沿って走るのどかなローカル線です。その四万十川を車窓から存分に堪能できるトロッコ列車(臨時列車)が1日1往復、この予土線に走っています。そのトロッコ列車は2種類あり、「四万十トロッコ号」。もう1種類は「清流しまんと号」というトロッコ列車が走行しています。ダイヤ改正ごとと時期で走行パターンが変更になる、臨時列車のため連結しない日があるので、詳しくは乗車される月の時刻表で確認してください。今回は、「四万十トロッコ号」に乗車してきました。その旅日記です。

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「写真:これはトロッコ列車 清流しまんと号」

NAO君旅日記:トロッコ列車「清流しまんと号」乗車記リンク

http://hanunao1974.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_7da8.html

平成22年8月2日の猛暑の夏、四国は愛媛県の宇和島駅が今回の旅の出発地です。3番線に停車中の四万十トロッコ号に乗車します。車両は2両編成で客席側の車両はキハ185系の特急車両、後ろがトロッコ列車の貨物列車を改造した32-501です。アンパンマントロッコ号と同じ形式です。このトロッコ列車は宇和島駅から土佐大正駅まで乗車が可能で、全席指定席です。乗車前に駅のみどりの窓口で乗車券と指定席券を購入してください。トロッコ車両の座席に座りました。走行中は風がもろに客室に入り込み、木や草が車両に当って入り込んできます。やはり真夏はトロッコ列車といえども暑いです。

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「写真:トロッコ車両の座席 元貨物車両」

1時間ほど走行し、江川崎駅以降、お待たせの四万十川と並走する区間になります。ここからがトロッコ列車車窓の目玉です。四万十川名物の沈下橋をまじかにやトンネル、鉄橋、トンネルとトロッコ列車は絶景秘境を走行します。トンネルに入ると子供が飛び跳ねて大はしゃぎしています!文章ではこの雄大さを表現しきれないので、ここからはNAO君が撮影した車窓の写真でお楽しみください!

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「写真:四万十川に掛る沈下橋の車窓」

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「写真:トンネル走行中のトロッコ」

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「写真:鉄橋を走行中のトロッコ」

土佐大正駅に到着しました。トロッコの乗車可能区間は土佐大正駅までなので、隣の特急車両に移り、終点の窪川駅まで向かいます。トロッコ列車本日の乗車率は100%でした。平日でもかなりの乗車率で超人気列車のために早めの予約をお薦めします。予約は全国のみどりの窓口1ヵ月前の10:00からとなっています。臨時列車のため、乗車日にトロッコ列車が運行しているかを予めお調べになった上で乗車下さい!

JR四国トロッコ列車情報リンク

http://www.jr-shikoku.co.jp/01_trainbus/event_train/eventmain.shtm

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「写真:トロッコ車両の反対側に連結されている座席側の車両キハ185系」

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津山のホルモンうどん

P4060966岡山県の県北に位置する津山市は人口11万人、県下第3の都市です。その町の中心地である津山駅はJR姫新線、津山線、因美線が交わる地方交通線の中継地となっています。しかし、高速道路の発展や、自動車の普及に伴い、鉄道利用者は激減し、唯一の急行つやま号も廃止されてしまい、津山駅は鉄道の中継地としての賑わいをなくしてしまいました。そんな中、2009年度第4回B-1グランプリで津山市のホルモンうどんが第3位を獲得したことで、全国的に津山が注目されました。これをビジネスチャンスと睨み、津山市を上げてB級グルメ「ホルモンうどん」を目玉商品として観光者誘致を展開していんす。そんなホルモンうどんを是非食すために、平成22年4月6日津山線に乗って津山を訪れてみました。 新しく橋上駅舎となった新・岡山駅の津山線ホーム9番線から出発します。改装前は山陽本線上りホームだったところです。岡山駅西口の改良工事で旧津山・吉備線ホームは取り壊されました。津山へ向かう行楽客を乗せた快速ことぶき号は超満員の乗客を乗せて岡山駅を出発します。桜のシーズンと重なって車内は反対側の車窓が見えないほど乗客で満タンでした。

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「写真:新しくなった岡山駅西口」

津山駅に到着。観光案内所でホルモンうどんマップを手に入れ、津山城の城下町をトレッキングします。吉井川を渡った左手に「アルネ津山」というスーパーの筋にある、その商店街の1本入った路地に、観光マップに掲載されていない鉄板焼屋を発見!美味しい店は地元客を優先するために、観光マップに載せないということを思い出したので、ココに決定!店の名前は「お食事亭 こまつ」中に入ると鉄板沿いにカウンターが配置され、まさしく鉄板焼の店って感じで、早速「ホルモンうどん」を注文しました。目の前で焼いているおかみさんに聞くと、やはりB級グルメの噂を聞きつけて観光客が増えたとのこと。もともとこの地域は牛肉の生産が盛んで、30年以上も昔からこの近辺ではホルモンうどんが食べられているとか。「この店のお薦めは、モダン焼なんですよ!」とのこと。実際、地元の高校生等はモダン焼きを食べていました。(モダン焼き・・・関西風お好み焼きの一種で、具材に焼きそば用 の茹でた(あるいは蒸した)中華麺を生地に混ぜ、または通常のお好み焼きに重ね、焼い たもの。)

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「写真:お食事亭こまつ  吉井川を渡った左手に「アルネ津山」というスーパーがあるその筋にある、商店街の1本入った路地に建つ。外観が派手なので商店街から見えるよ」

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「写真:ホルモンうどんを焼いている」

さー出来ました!ビールのつまみに頂きます。ホルモンの脂分がお好みソースにうまくからみ、ホルモンのコリコリ感が絶妙に歯ごたえを与えてくれます。やはり地元で食べるホルモンうどんは、ぜんぜん違いますよ!これは文章では言い表せないので、ぜひとも津山へお越し下さり、食べてみてください。

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「写真:ホルモンうどん 完成!」

現在、津山市はホルモンうどんに次ぐご当地名産として「津山餃子」を売り出そうとしています。すべて津山産にこだわった名産らしいので、もし見つけたら食べてみて感想を教えて下さい!

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「写真:帰りは姫新線・伯備線経由で岡山へ帰りました。その帰りの伯備線木野山駅の写真。駅に咲く可憐な桜並木がある駅で有名です。待避の間合いでパチリ!」

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2010/07/23

水木しげるロードの旅

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「写真:境港駅前に新たに設置された、水木しげる氏と妻の銅像」

084_3 今年の3月の旅話ですが、今話題のNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な 漫画家・水木しげる氏のふるさと境港の「水木しげるロード」を歩いてきました。水木しげる氏の漫画に登場する妖怪たちのブロンズ像がJR境港駅前から水木しげる記念館まで続く商店街の歩道約800m(徒歩約15分)の間に全部で136体の妖怪達が出迎えてくれます。

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「左写真:JR境港駅前 右写真:水木しげるロード」

銅像と言っても手の平サイズのものから、等身大サイズのものまでさまざまあり、ねずみ男と握手できたり、ゲゲゲの鬼太郎と2ショットが撮れたりと楽しみ方は様々ですが、怖いイメージがある妖怪キャラクターを、こうも 滑稽に描くところは水木しげるワールドの魅力なのでしょう。世代を超えて大人から子供までウケる意味がそこにあるのでしょう。

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「写真:鬼太郎銅像 一緒に写真が撮れるよ」

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「写真:水木しげるロードにある妖怪神社」

最近の大フィーバー振りは衰えを知らず、年々観光客が増大し、土日は駐車場が足りなくなって道路が大渋滞するということまで発生しているようです。お越しの際はJR境線を利用されるか、朝早め(9時ごろ)までに来られるとスムーズに移動ができると思います。銅像は歩道にあるので24時間見学可能です。ゲゲゲの鬼太郎や妖怪ショップも充実しており、十分観光の一部として取り入れられることをお薦めします。帰りは皆生温泉の日帰り入浴をセットにされるといいですね!

格安日帰入浴施設 皆生温泉おーゆランド 公式ホームページリンク

http://www.ou-kaike.co.jp/

水木しげる記念館 公式ホームページリンク

http://www.sakaiminato.net/mizuki/

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「上写真:水木しげる記念館 下写真:記念館内にある水木しげる氏直筆画」

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「写真:境港駅前にある水木しげる氏を囲む鬼太郎の仲間たち」

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「米子駅0番ホームに停まる境線境港駅行き普通列車”ねずみ男列車” ほかに”鬼太郎列車”、”ねこ娘列車”、”目玉おやじ列車”がある」

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「写真:ねずみ男列車の外装」

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「写真:ねずみ男列車の内装」

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2010/05/18

福井県・越美北線で行く!九頭竜温泉の旅

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平成22年3月24~25日の2日間、青春18きっぷを使用して福井県は越美北線という地方ローカル線に乗車してきました。NAO君未乗区間の越美北線(えつみほくせん)は、福井県福井市の越前花堂駅から福井県大野市の九頭竜湖駅に至る52.5kmの地方交通線で、地元では「九頭竜線」(くずりゅうせん)の愛称で親しまれています。越美北線は福井駅と岐阜県の美濃太田駅の間を岐阜県郡上市白鳥町を経由して結ぶ鉄道(越美線)の一部として建設されました。現在の岐阜県側にある第三セクターの長良川鉄道が昔の越美南線と呼ばれ、南北線が開通して越美線(越前の国と美濃の国の頭を取って名付けられた)となるべきでしたが、今やそれは果たせず、盲腸線として双方の人生を歩み、今に至っています。従って愛称名の九頭竜湖線の言い方が、越美北線より親しみが湧きます。そんな越美北線の終点近くに、九頭竜温泉という秘境の湯があると聞き、足を延ばしてみました。初めて乗る線なので楽しみです。今回はそんな旅日記です。

もう4月になろうというのに、非常に寒い朝です。桜がつぼみのまま中々咲こうとしません。一路北陸本線を北上し、福井駅1つ手前になる越前花堂駅から越美北線に乗り換えます。本線から越美北線に乗り換えする場合、北陸本線ホームから連絡通路を通り、若干離れた場所に越美北線のホームがあるので初めて利用する方は、案表示板を元にホームを探されることをお薦めします。軽量化小型気動車キハ120系1両編成九頭竜湖駅行普通列車は夕方の時間ともあり通勤通学客で超満員です。着席は諦め、車内の中央に体を押し込みます。車内の熱気で窓ガラスに露が付着して車窓が全く見えません。線路と車輪の接触音で鉄橋をいくつか渡るのが確認できます。この付近は、2004年7月18日の福井豪雨で、九頭竜川水系足羽川に架かる7つのうち5つの橋梁(第1・3・4・5・7足羽川橋梁)が流失し、越前花堂 - 越前大野間が3年間に渡り不通となった区間です。戦国時代の朝倉家によって一乗城山に築城された中世山城の一乗谷朝倉氏遺跡がある一乗谷駅を過ぎたあたりから、足羽川に沿って山間を走行し、越美北線沿線最大の町である越前大野駅を過ぎると車内はガラガラになりました。

今回の旅の目的はもう一つ、秘境「九頭竜温泉」につかることです。長いトンネルを抜けると、九頭竜温泉の最寄駅「越前下山駅があります。ここは九頭竜湖駅の一つ手前に位置します。外は真っ暗であまりよくわかりませんが、山と山に囲まれた秘境であることは間違いありません。もう4月というのに残雪が30cm以上も残っています。下車し、ホーム盛土の下り坂を降りると今回予約した「ホテルフレアール和泉」の送迎バスが迎えに来ています。歩いても10分程度です。宿に到着しました。周りは足羽川沿いの渓谷の中にあり、暗くとも秘境感が漂う場所です。

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「写真:九頭竜温泉ホテルフレアール和泉」

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「左写真:九頭竜温泉平成の湯 右写真:夕食」

荷物を部屋に置き早速、離れの露天風呂「平成の湯」へ向かいます。泉質はアルカリ単純泉で肌がつるつるになる温泉独特の感覚を堪能します。雪が深々と降る時期にもう一度入ってみたい露天風呂です。今回は1泊2食で7800円という格安料金で秘境の温泉を堪能できました。料理も充実していてかなりのお得感がある宿です。ぜひ越美北線に乗車される方はそのまま折り返して帰るのではなくて、下山駅で下車してココ九頭竜温泉を訪れることをお薦めします。1件しか宿はありませんが、ホテルの従業員の対応もよく気持ちよく利用することができました。隣接してキャンプ場やコテージの設備もあるのでこれからの家族連れのレジャーには最適だと思います。

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「写真:部屋からの眺め」

次の日、朝風呂と朝食を頂き、越美北線の旅を再開します。今度は宿から越前下山駅まで徒歩で向かいます。足羽川沿いに走る国道158号線美濃街道を歩きます。大型トラックが頻繁に走行しているので歩くときはなるべく歩道を走行します。10分ほどで越美北線越前下山駅に到着しました。単式ホームは1面1線で頑丈なコンクリート製の扉付き待合室を構えています。駅寝(駅の待合室に寝袋で泊ること)には最高の条件ではないでしょうか!今日は越美北線の終点の駅・九頭竜湖駅へ向かいます。とはいっても1駅だけですが。

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「写真:越前下山駅」

下山駅すぐ横にあるトンネル奥から九頭竜湖駅行き普通列車の前照灯が見えてきました。列車が到着し下車してきたのは老人会らしき10名ほどの団体です。駅の下で先ほどまで泊っていた宿の送迎車が待機しています。列車に乗り込むとすぐにトンネルに入り4分ほどで九頭竜湖駅に到着しました。本来の計画ではここからさらに岐阜県側の越美南線までつながる予定でしたが今は盲腸線の終点駅として役割を果たしていくのでしょう。木造のオシャレな駅舎です。改札は委託のおじさんが行っていました。

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「写真:九頭竜湖駅に到着したキハ120系」

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「写真:九頭竜湖駅舎 4月が近いというのにみぞれが!」

本来の観光であるならば、ここからタクシーで九頭竜湖の湖畔を堪能するところですが、本日中に岡山に帰らなければならないため、来た列車でそのまま折り返します。1時間20分程度のローカール線の旅でしたが、福井県を堪能するのには相応しい旅になると思います。ぜひ温泉とセットで乗車してみてください!

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2010/03/06

香港MTR乗車記 

315_2平成22年2月23日~26日の3泊4日で、香港へ行ってきました。香港は16年ぶりの訪問となり、返還後の香港を堪能できると大変楽しみにしていました。香港は1997年に中国に返還されましたが、住民の負担や不安を軽減するのが目的で、中国香港特別行政区域に指定されています。返還後50年間は植民地時代の体制を維持するという取り決めがなされました。未だに境目には国境のような出入境検査場が設けられ、中国国民は香港領土に自由に入境することができません。入境には特別の審査があり、審査に合格したビザ保有者でなければ、入境することができないような仕組みになっています。まさしく香港は共産党の中華人民共和国領土にありながら、民主主義を優先した自由国家となっているわけです。

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「写真:紅磡 (ホンハム)駅」

今回乗車したMTR東鉄線(とうてつせん)は、中華人民共和国香港九龍の紅磡 (ホンハム)駅と新界の羅湖駅(ローウー)を結ぶ香港鉄路有限公司(港鉄 MTR)の鉄道路線です。東鉄線はMTRの中でも最も古い路線で、中国大の広州、上海、北京へ直通運転される列車が運転する区間でもあります。終点の羅湖駅(ローウー)から線路は中国大陸の深圳駅へかけて線路が延長されており、国境のような厳重管理がなされております。それは後ほど写真でご紹介します。それではこの東鉄線に乗車して中国側の深圳へ向かいましょう!

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「写真:SP1900形電車と車内」

旅の起点である紅磡 (ホンハム)駅へ向かいます。日本でいえば東北の玄関口上野駅と言ったところでしょうか?自動改札を通り、エスカレータを降りるとホームがあり、すぐに列車が入線してきました。車両は日本製の近畿・川重製のSP1900形電車です。車内は殺風景なステンレスのロングシートが続きます。12両編成で1両だけ頭等車(一等車)が連結されています。

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「写真:香港郊外の車窓」

発車すると高層マンションビル群の森を突き進み、30分ぐらいすると川や山、そして畑がチラホラ見えるような景色になり、ここが香港であることを忘れさせてくれます。40分くらいでMTR東鉄線の終点羅湖駅(ローウー)に到着します。ここから出入国検査を行い、中国側の深圳へ入ります。羅湖駅前は広大な広場となっており、大陸鉄道に乗り換える深圳駅、そして中国内陸部へ向かう高速バスのターミナルがあります。あまりの広さに歩くのが億劫になります。

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「写真:境界の鉄橋  羅湖駅の横にある橋に上がって、香港と中国の境界線を眺めてみます。写真の中央に鉄橋が見えます。線路はつながっていますがこれが境界です。1997年以前はここが国境でした。しかし、未だに国境のときと同じ警備がなされており、線路の中に警備員が見えます。」

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「写真:山並みにも境界を示す鉄格子の柵や監視塔が確認できます。」

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「写真:上が深圳駅、下が羅湖駅」

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再び出入国検査を受け、MTRで香港九龍へ戻り、九龍半島ベイエリアから香港島の夜景を堪能して、オープントップバス(2階建てバスの2階の屋根がないバスのこと)に乗車して、電光看板すれすれの繁華街ストリートを駆け巡ってきました。オープントップから眺める香港のナイトクルーズ、かなり優越感に浸れ気分がハイになれますよ!絶対香港に行ったら乗車をお薦めします!以上、香港旅日記でした!

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「写真:九龍半島ベイエリアから香港島の夜景」

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「写真:オープントップバスでトンネルに入った写真とスレスレのネオン看板」

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2010/02/14

残念!宇高航路廃止について

速報!4日の午後6時に、国道フェリー当面の間という条件付きですが、存続が決定しました!とりあえずよかったです!!このホームページの思いが伝わったのでしょうか!?happy02下記の記事の内容は廃止決定されたときに書いた記事です。ご了承を!

追記:平成22年3月4日

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「新聞切抜:山陽新聞2月13日1面」

161_2NAO君旅日記でも何度か紹介した宇高航路(香川県高松港~岡山県宇野港)が廃止されることになりました。1987年瀬戸大橋開業までは四国へ渡るためのメイン幹線でありました。瀬戸大橋開業後、徐々に乗船者数は減り続け、原油高や昨年の土日祝祭日の高速道路1000円化、景気低迷に加え、民主党が高速道路完全無料化を進めている現状では経営が困難と判断され、今年の3月26日を持って100年の歴史に幕を閉じることとなってしまいました。四国と本州を結ぶ役割以外に、地元住民の重要な交通手段として大変重宝されていただけに大変残念なニュースとなってしまいました。宇高航路の魅力は何といっても価格の安さ!1時間の船旅を1名390円という格安な価格で提供してくれたので、気軽に瀬戸内海クルーズが体験できたのが自分にとって魅力でした。

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「写真:国道フェリー船内マンガ喫茶コーナー」

135何故、瀬戸大橋が開通後も、フェリーが20年間も生き残れたか!?それは、瀬戸大橋通行料金が割高だったことと、船会社の経営努力で瀬戸大橋よりも安価で乗船できたことでしょうか!あとドライバーの心理ではこの船の乗船時間(1時間)は、一間の休憩を与えてくれるのです。橋だと運転しっぱなしですが、船は仮眠が取れますから。船内に風呂があったことも魅力の一つでした。風呂はもとより、船内で讃岐うどんが食べれたり、カラオケボックスを設置したり、最近ではマンガ喫茶ルームを設置したり、と様々な形で乗船客を楽しませてくれました。「写真:船内の売店で購入した讃岐うどん」

168しかし、ついに留めを刺されてしましました。土日祝祭日の高速道路1000円化です。これを境に一気に乗船客数は激減しました。地元ニュースでも幾度と取り上げられましたが、割高になってしまった乗船運賃分を乗船客に地域振興券を発行して、フェリーの利用促進を図りましたが、今後の無料化政策には太刀打ちできないために無念の撤退となってしまいました。非常に残念です。今後高松へはJRの瀬戸大橋線か、瀬戸大橋の高速道路を使うわけですが、高松や宇野に住む両住民の通勤通学や通院者はどうなるのか?宇野の住民は、JR宇野線の宇野駅から茶屋町駅まで出て、快速マリンライナー号に乗車して高松を目指す必要があります。その時は、JR運賃を1470円支払う必要があります。フェリーの3倍以上です。宇高航路は地元の足として絶対必要な交通手段の一つです。2社あるフェリー会社を統合するとか、1時間に1本運行にするとか、国が何らかの対策・援助を行うか、廃止を免れる方法はまだ考えられるのではないでしょうか!?

2月12日の夕方、宇高航路廃止のニュースが地元ニュースで報道されました。これは乗れるときに乗っておかなければと、本日2月14日、宇野港へ出向き、宇高国道フェリーに乗船してきました。曇り空でしたが、先日の報道を目にした名残惜しむフェリーファンが、数多く港に詰め寄せ、カメラのシャッターを切っていました。NAO君もその宇高航路ファンとして最後の雄姿をシャッターに収めてきましたのでご覧下さい。

追記!地元新聞記事から平成22年2月19日

宇高航路廃止問題について、宇高航路存続を探る連絡協議会が発足しました。岡山県の石井知事と、香川県の真鍋知事が東京の霞が関国交省の前原国交相へ存続要望を提出しました。存続に向けて何らかの対策はないか協議会が動き出しています。頑張ってください!廃止まで時間がありません!

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「写真:宇高国道フェリー宇野港」

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「写真:宇高国道フェリー こくどう丸」

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「写真:2隻の四国フェリー 左がオリーブライン(小豆島航路)、右が宇高航路」

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「写真:四国フェリー」

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写真:宇高国道フェリー たかまつ丸」

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2010/02/06

日本三大奇祭・西大寺会陽 出場体験記

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岡山県岡山市の東部、岡山三大河川の一つ「吉井川」の袂に西大寺があります。JRでは赤穂線の西大寺駅が最寄り駅。ここは日本三大奇祭に数えられる「西大寺会陽」(さいだいじえよう)というはだか祭が、毎年2月第三土曜日に開催されます。昨年までは宝木投下時刻は午前0時でしたが、平成22年から22時となりました。注意!はだか祭というだけあって、裸(フンドシ)姿の男たちが宝木を奪い合うという強烈なお祭りです。天下太平、五穀豊穣など「五福」の祈願が込められた宝木を手に入れると福男と呼ばれ、この一年の福を授かるといわれています。西大寺会陽については様々な詳しいHPやブログが存在するので、ここでは詳しい説明は割愛して、実際NAO君はこの会陽に出場した実績があるので、その体験談を日記と写真で説明したいと思います。これから出場してみようかと思う方はぜひ参考にしてください。(下記のデータは神木投下0時だったころの時刻です)

実際NAO君が出場したのは今から8年前です。いつも会陽の時期は寒波がよく到来して寒い日が多いです。当時も0度くらいだったと思います。このときは第一弾として自社のPR隊で出場しました。22時ころにメンバー全員がふんどしを巻いて肩を組んで西大寺の境内へ進みます。ワッショイ!ワッショイ!

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「写真:垢離取場、吉井川の真水を引いている。裸男はここに飛び込む」

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「写真:花火の後に企業のPR隊が進む!最近は入り口に検問を設け、刺青者や泥酔者を排除している」

しかしワッショイ!の勢いで寒さを忘れます!こうなればヤケクソです!ここまで来ればどうにでもなります。23時頃になるとPR隊は姿を消し、0時の宝木取りのプロみたいな筋肉マンの男達が本堂へ上がってきます。23時30分頃になると本堂に上がれないくらいの裸が押し寄せてきます。この本堂だけで約3000人、新幹線16両編成定員約1200人の2倍以上の人間がこの境内に上がるんです。0時前、宝木投下前には広場全体で約9000人の裸で埋め尽くされます。NAO君は本堂の3000人の渦の中に入りました。あまりの押し合いで胸が圧迫され、息ができません。気が狂いそうになります。みんな手を上げています。それは、押し合い中、手を上げていないと下へ引きずり込まれるためです。引きずり込まれたら最後!もう立ち上がることはできず、3000人の裸に踏みつけられ、時には死亡者が出るほどです。絶対に手を下げてはいけません!あと寺院を支えている柱の近辺も危険です。ここも圧迫死する可能性があります。あと本堂に上がる階段近辺も危険です。宝木投下近くになると、お互いに押し合うので一気に階段を転げ落ち、大勢の裸の下敷きになって運良ければ骨折、最悪死亡するケースもあります。いたるところで殴り合いのケンカが勃発!とにかくこの祭りは命がけです!

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「写真:五福窓からの眺め。この下で約3000人のふんどし男が押し合う!」

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「写真:宝木投下の瞬間、左上の白いのが宝木の入った紙袋」

NAO君はあまりにも苦しくて脱出を試みましたが、すでに遅し!身動きがとれません。気が遠くなりかけていた午前0時!周りは一気に真っ暗になり、本堂上部にある五福窓からついに宝木が2本投下されました。かなり強いお香が塗りつけてあるのでどこにあるか匂いで分かります。同時に串牛玉(枝神木ともいう)という枝を束にした副宝木も100本ほど投下されます。すぐに明りが付きましたが、裸の群れの上を裸の男がよじ登ってはいずりまわっています。NAO君が立っていた場所に副宝木が数本降ってきました。とりあえず1本掴んだのですが、後ろの男か周りの男なんだか訳がわかりませんが、首を絞められ、ボコボコに殴ってきます。もう殺されるかと思いました。ふんどしだけなのでとうとう神木を隠しきれず、奪われてしまいました。広場のいたるところで、裸の渦ができています。どこに本物の宝木があるのかわかりません。プロの出場者はグループで行動し、9000人の裸の渦をカモフラージュしながら上手に宝木を抜くのです。事前に訓練されています。絶対に素人では宝木を抜くことは不可能でしょう。寺の敷地外での取り合いは禁止です。如何にしてこの9000人の凶暴な男どもをくぐり抜け敷地を脱するのか、素人のNAO君は全く理解できません!

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「写真:左が串牛玉、右が宝木」

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「写真:宝木を投下する五福窓の内側!」

うまく抜け出した宝木は40分~1時間ほどで、最寄りの西大寺商工会議所へ届けられます。普通は抜いたチームが宝木を詰所へ一度持ち帰り、グループメンバーで祝福の記念撮影を撮ったりするので商工会議所に届くのが若干時間がかかるのです。

こうしてNAO君の会陽出場体験は終わりました。自宅に帰ってお風呂に入った時が一番幸せを感じます。無事に帰ってこれたことを!次の日、全体が筋肉痛とアザだらけであったことは言うまでもありません。出場者は覚悟しておいてください!境内に入ると祭の主役になれますが、治外法権のため、怪我や死亡事故になっても誰も保証してくれません!

平成22年から神木投下は22時に変更になりました!(会陽花火は19時から30分)

おわり

「平成23年2月19日の会陽写真集」

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「写真:座席指定席から見た西大寺観音院。5000円の指定席券を購入すれば、座ってこの角度から見学できる。指定席は1ヶ月ほど前から西大寺商工会議所で購入しておく必要がある。当日販売はない!1席5000円」

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「写真:神木投下1時間30分前」

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「写真:境内に乗りきれない人の波」

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「写真:神木投下5分前。騒然としてきた」

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「写真:神木投下直後。辺りの明かりは全て消され、カメラのフラッシュだけが輝く。」

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「写真:神木投下5分後。一部明かりが灯る。境内は9000人の大乱闘が繰り広げられている。こんな状態で神木がどうやって抜かれるのか想像できない」

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「写真:神木らしきものを持っているのか、裸の男たちが奪い合いの団子になっている」

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「写真:神木投下30分後。神木は抜かれましたという放送がなり、裸の男たちは湯気を上げながら退散する」

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